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海外挙式&旅行体験記

VOL.7 小川様ご一行のフランス滞在記

夏、フランス人と結婚した友人から、今年の2月に引越連絡のメールが届きました。『田舎でとってーもいいところだから是非遊びにおいで!家も広くて泊まる部屋もあるよ。』このメールでフランス好きの私は、今年の夏休みはフランスの田舎で過ごそうと決めました・・・

8月11日(土)
会社の後輩と一緒に午前中関空からパリ経由リヨンへ。リヨンの空港には友人家族が4人でお出迎え。1年ぶりの再会です。ご主人は相変わらず優しそうで子供達は大きくなっています。リヨン空港は小さいけどパリよりおしゃれな感じ・・・まだ空港〜自宅を3往復しかしていない友人の運転で友人宅へ(ちょっと不安・・・)。家が近づいてくるととうもろこし畑やひまわり畑、もう夜9時近いと言うのにまだ夕方の明るさは残っていて飛行機の疲れも吹っ飛んでしまいました。お腹もいっぱいだったのに何だか食欲も出てきたりして。

友人宅についてびっくり!テレビで見るような田舎の農家のような家で、門の中に改装された家が3軒あり、その中の一番大きな家が友人宅です。2階立てで1階はキッチンとリビング。でもリビングだけで私の家より広い!2階の1部屋を後輩と私に貸してもらったのですが、部屋からはとうもろこし畑、その向こうには湖が見えます!あー、来て良かった!!夕飯は友人の手料理、パスタで庭で作られたチコリが入っていて、シンプルだけどとっても美味しかった。食べるとまた眠気が襲ってきて部屋へ、すぐに寝てしまいました・・・

8月12日(日)
 朝起きて窓を開けると、朝とは思えないほど強い日差しです。昨日以上にともろこし畑、その向こうにある湖がきれいに見えます。朝食後、後輩と近所の散策へ。気が付くと子供たちがついて来ていて、けやき並木を4人でお散歩。でもあまりに日差しが強くてすぐに戻ってきてしまいました。日本に戻る頃には真っ黒になっているだろうなあ。
 家にもどって、昨日夜であまり見れなかった家をゆっくり探検しました。見れば見る程ステキな家で、ずっといたい気持ちになります。友人宅へ来てまだ1日も経っていないのに、何日もいるような気持ちがするのはなぜだろう・・・
 昼食後近くの町までお買い物へ。小さいけどヨーロッパの典型的な田舎町で、ショーウィンドウのお惣菜やお菓子がとっても美味しそうです。そのあと、近所の湖やお城を見にドライブへ。



家に戻ると夕食の準備です。今日はバーベキューです!テーブルを外に出し、お皿並べてあとはお肉、野菜が焼けるのを待つだけです。マトン(羊)を勧められて少し躊躇したのですが、今までのマトンに対する考えを全く変える美味しさです。ジューシーで柔らかくて臭みなんて全くありません。日本では同じようなマトンは食べれないのかなあ。

食事の途中で空を見ました。満天の星空です!本当に星が降ってくるようです!天の川を初めてみました。星屑が霧のように散らばり、とっても幻想的です。みんなが『流れ星だ!』と何度も見るのに私は1回も見る事が出来ずちょっと不満です・・・



8月13日(月)
今日も快晴です。体調良好でますます食欲も増して、体重計にのるのがコワイ・・・朝食後、車で約10分の中世の街ペルージュへ。ここはリヨンサミットの時、クリントン前大統領も来られた言うちょっとした観光地です。どんなにゆっくりまわっても一周30分足らずの街ですが、中世そのままの町並みです。私はこう言う街並み大好きだなあ。とっても落ち着く感じです。名物のガレット(薄く焼いた砂糖がかかったタルトのよう)を食べました、あまり甘くなくておいしかったです。中世の街のあとは、いつも友人が買い物をしているスーパーへ。生鮮売り場で足が止まってしまいました。新鮮で美味しそうな果物や野菜が1kg¥100〜200です!持って帰れる物ならば持って帰りたくなります。フランスは本当に食の国だと改めて感心させられます。

夕飯の材料も買って、帰れば夕食です。何だか食べてばかりいるようです・・・初日からなのですが、随分ワインを飲んでいるようです。毎回違うワインを出してくれて、本当に美味しいんですよねー。フランスでは女性は基本的にお酌をしないのですが、私のグラスが少なくなるとご主人がすぐについでくれます。飲みたくなければ断ればいい事なのですが、せっかくだからと断らずにいつも飲んでしまいます。食後には、毎回テーブルに数本の空のワインボトルがありました・・・でもご主人も私以上にいっぱい飲んであるんですよ!ほろ酔い状態で昨日見れなかった流れ星を絶対見ようとお庭へ。今日も満天の星空です。一時空を見上げていたら・・・立て続けに2個流れ星を見る事ができました!とにかく早くてお願い事なんてとても出来ませんでした。でも最高の気分でベッドへ、おやすみなさい・・・

8月14日(火)
今日は朝からリヨン観光です。後輩は『海外で初めて列車に乗る!』と喜んでいます。車で駅まで行き、リヨン行きの列車へ。30〜40分でリヨンの街へ着きます。川をはさんで旧市街地と新市街地に分かれるそうですが、まず旧市街地側へ。ケーブルカーで丘の上の教会へ行きました。割と新しい感じの白い教会です。教会の側からはリヨンの街を一望できます。そのあとローマ遺跡へ。 ローマのコロッセオのようで、夏の間は色々な催し物があっているようです。夜ライトアップされたらいい雰囲気だろうなあ。でもここはとにかく暑い!日陰もなく焦げそうです・・・ケーブルカーで旧市街地へ。今度は古くて雰囲気ある教会です。私は下の教会の方が好きだなあ。友人は、『あいていればどこに入っていってもいい』と言って、良さそうな通路を入って行ってしまいます。本当にいいのかなあ?古い建物が美しく残っていて、残す為に援助もされているようです。私は『看板』好きでヨーロッパに行くといつも写真を撮るのですが、リヨンの街にもステキなステンドグラスの『看板』がありました。


次はお腹もすいてきた事だし、ランチを食べに新市街地へ。友人がいつも行くと言うレストランへ行きました。お店のおじさんがとても親切で、聞いてみると娘さんが日本人の男性と結婚されたそうで、日本人びいきのようでした。ランチの前菜はものすごい量のガスパチョ。全部食べれるのか!って量でしたが、すんなり食べれて自分の胃袋に驚き!メインはレモンソースの白身魚料理で、さっぱりしてとっても美味しかったです。デザートはクリームキャラメル。大きかったけどもう一個ぐらい食べれたかなあ。でも3人のうち、オードブル・メイン・デザートを食べたのは私だけでした・・・

食後ショッピング街へ。買い物の目的がなかったので、何となくウィンドーショッピングをしてしまいましたが、ブランドショッピングをしたい人は、ショップが固まってあるのでパリより買い物しやすいかもしれません。でもとにかく暑い!カフェで一服です・・・女3人でリヨンを楽しんだあと友人宅へ戻りました。今晩は友人宅最後の夜です。本当に早い4日間でした、もっといたいよー。

8月15日(水)
昼前の便でパリへ向かいます。絶対また来たい!(友人は迷惑かも・・・)と思いながら、出発の準備をします。子供達もわかるのか何だかいつもと違います。最後に家族全員で写真を撮りみんなで空港へ。ゲートで手を振りおわかれです。また来年会おうね!パリに昼過ぎに到着。ホテルまで何で行くか考えてRERにしました。これが失敗のもと・・・レ・アールに着いたのですが、バカンスのせいかタクシー乗り場までの通路が閉鎖されていて行けない、暑い中スーツケースをひっぱり、やっとホテルを見つけてフロントでタクシーを呼んでもらい、ホテルに行く事が出来ました・・・

お腹は空いているし、元気を出すにはやっぱり和食と言うことで『讃岐うどん』を食べました。やっぱり和食は最高です!元気が出た後は、後輩が絶対行きたいと言っているルーブル美術館へ。ルーブルへはいったい何回目だろうと思いながら行ったのですが、こんなに人が多いルーブルは初めてでした。『モナリザ』を見る為に並ばなければいけなくて、絵に近づくのはかなり気合がいります。後輩は気合をいれて人込みの中に突進していきました・・・ミロのビーナス、エジプトコーナーを見て、ルーブル美術館の広さに驚き(なかなか外に出れない)コンコルド広場経由でシャンゼリゼ通りへ向かいました。チュールリー公園を歩いたのですが、もうとにかく暑い!!エネルギーが吸い取られる感じです。シャンゼリゼを歩いてお茶でもしようかと思ったのですが、いっぱいで入れずホテルに戻ろうと言う事になり、今度は中華料理屋へ。『来々軒』と言うお店でしたが、こぎれいでおいしかったです。カルーセル麻紀にも会いました・・・。
ホテルは4ツ星『ワシントン オペラ』で、ルイ15世の愛妾として有名なポンパドール夫人の私邸を改造、女性好みで清潔感がありステキでした。ルーブルまでも5分たらずで便利も良く、料金もツイン約\25,000でお勧めです。

8月16日(木)
 今日はサンジェルマン、マレを中心に観光です。でも行ってみると、バカンスでお休みや改築しているお店が多かったです。ショッピング目当ての人は夏休みに行くのは避けた方がいいかもしれません。レストランも、行こうと思ったところがお休みで、また中華料理店へ行きました。以前行った『ミラマー』に行ったのですが、私がヨーロッパで食べた中華で一番美味しくて安いお店です。ぜったいお勧め!お店の人も対応いいし、小奇麗です。日本語メニューもあるし、注文には全く困りませんよ。

お腹いっぱい食べて元気になり、ノートルダム寺院・サントシャペル教会へ。やっぱり人がいっぱいです。サントシャペル教会は私がパリの大好きな場所のひとつ。ステンドグラスがとーっても綺麗です。パリに行かれる方は是非行って欲しいと思います。観光のあとはマレ地区へ。まずカルナヴァレ博物館へ行きました。何度か行きましたが、16世紀の建物でパリの歴史がよくわかり、割とお気に入りです。私は展示されている『レカミエ夫人の肖像』が好きです。とっても美しい人なんですよ。

それからマレに来たもうひとつの目的、メールで知り合った女性との待ち合わせ場所、バスチーユ広場へ向かいました。東京出身のパリ在住20年以上の女性、しかわからなかったのですが、会って見てびっくりしました。
 電話すると『近くなので家にいらっしゃいませんか?』と言われ、お邪魔するとパリのとっても広いアパルトマンでした。部屋には洋風だけど日本の装飾もされていて、高そうな古伊万里みたいなお皿が2〜3枚飾られていました。柴犬もいます。

いしだあゆみに似た上品な女性でした。30年くらい前にミュージカル『ヘアー』のオーディションに合格してミュージカル女優になり、その後フランス人の男性と結婚され、今は雑誌やハーブダイエット・エステの拡販などの仕事をされていて、フォンテーヌブローの4星ホテル『ナポレオン』のご主人との共同オーナーだそうです。日本・フランスに載っている雑誌を見せてもらいましたが、社交界でも有名な方のようです。出会いってすごいですねー。

何だか興奮状態でアパルトマンをあとにして、お腹がすいている事に気づき、元気を出す為、ホテルの近くでまた和食(今度は親子丼)を食べました。パリに来たのになんで和食や中華ばかり食べるんだ?と思われていると思います。でも友人の家で手料理など美味しいフランス料理は食べたし、第一パリは物価が高くてカフェでお茶とサンドイッチを食べただけでも\1,500ぐらいするんですよ。その点和食は単品でも気軽に頼めるし、時間がない時、注文に時間がかからないのがいいです。なーんて本当は和食が大好きだったりするだけなんですけどね・・・

8月17日(金)
 今日はフランス最終日です。あっと言う間に過ぎたと言う感じです。今日はまだ買えていないおみやげを買わなくちゃいけません。日本に持って帰ると溶けてしまいそうですが、やっぱり大好きなチョコレートのお店、『ラ・メゾン・ド・チョコラ』と『マルキーズ・ド・セビニエ』に行ってしまいました。買い物を終え、ホテルに戻りチェックアウト。荷物を預けて、出発までの時間をお散歩して過ごします・・・パレロワイヤルに行くとちょうどランチの時間で、ベンチに座りサンドイッチを頬張っている人がいっぱいいます。お花がいっぱい咲いていてとってもきれいです。

パリの最後にオペラ座にある『カフェ・ド・ラペ』でお茶しました。アイスコーヒーが1000円近くして高っかいなあと思いましたが、とても美味しかったし、雰囲気良かったし、ギャルソンも親切だったので納得。何度来てもパリは大好きな街です!タクシーで空港に向かい窓の外を見ながら「また来るぞー!」っと思っている私でした・・・

今回のフランス旅行は本当に充実していました。友人の家では田舎生活を満喫し、おいしいものいっぱい食べて、パリではステキな出会いがあって・・・ 同行した後輩は初めてのヨーロッパ旅行でこんな経験が出来るなんて、私は十数回来て初めての経験なのに!と思ってしまいます。こんなステキな旅行が出来たのも、人と人とのつながりがあるからかなあと思います。旅行を手配してくれた河野さん、暖かく迎えてくれた友人家族、見知らぬ私を家に招待してくれたマダム、そして同行してくれた後輩に感謝です。これからも人とのつながりを大切にしてまた楽しい旅行をしたいと思います・・・



<フランス滞在日記>
〜福岡市在住 小川様ご提供〜

  

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