特集! ウェディング in ハワイ
第6章 そいつは海からやってきた |
キャルバリー・バイ・ザ・シー教会に行く際、わかりにくい直訳日本語ナビを、試しに途中で英語に変えてみたところ、大した英語力でもないのに、むしろ順調に目的地に着くことができました。そこで引き続き英語音声のまま、今夜の食事会の集合場所であるハイアットリージェンシーに向かいます。ハワイでのレンタカー運転もこれが最後となりましたが、実はハイアットにはレンタカー会社「HERTZ」の事務所が入っているので、ここで車を返すことが出来てとても便利なのです。 ◇ ハイアットリージェンシー・ワイキキ・リゾート・アンド・スパ ◇ やって来ましたハイアット!ワイキキビーチのほぼ中心部、カラカウア通りに面して、ワイキキ最高峰を誇る地上40階建てのツインタワーがそびえ立っています。目の前にビーチの広がる超一等地で、道をはさんでモアナサーフライダー・ウェスティンリゾート(※)やワイキキビーチ交番、デューク・カハナモク像が並んでいます。2年前に総工費16億円を投じた大改装を行い、客室すべてが新しく生まれ変わったそうです。 ※1901年創業というワイキキ最古の歴史を持つ高級ホテル。シェラトン・モアナサーフライダーの名で長らく親しまれてきましたが、2007年6月にホテルブランド変更により、モアナサーフライダー・ウェスティンリゾートとなりました。 |
地図提供:ワタベウェディング様 |
八角形をした2つのタワーは3階までつながっていて、オープンエアー・アトリウム(吹抜け)となっており、中央部には豊かな緑に包まれた滝が造られています。ダイヤモンドヘッド側に建つのがダイヤモンドヘッド・タワー、エバ・ビーチ側に建つのがエバ・タワー。実をいうと、我々の3日目の宿泊予定地がこのハイアットリージェンシーなのです。今泊まっているアンバサダーもかなり気に入ってるけど、やはりここはリゾートの中のリゾート、今からとても楽しみです。 |
我々の乗った車は、英語音声のおかげか実にスムーズに目的地に到着できたので、地下の駐車場に車を停め、ジョン・リス・デイビス似の担当者に手続きをしてもらって、レンタカー返却は無事完了しました。次に、お食事会の集合場所であるダイヤモンドヘッド・タワー入口に向かって歩いていくと、何かショーのようなものをやっており、人がたくさん集まっていました。実はこれ、お隣のキングスビレッジというショッピングセンターが、毎日18時にやっている衛兵の交替セレモニーなのだとか。お人形さんのような格好の衛兵が、ライフルをくるくると器用に回しているのが遠くに見えます。本当はすごく見たかったのですが、「時間に遅れるでしょ!」とニョーボ河野に首根っこをつかまれ、連れ去られてしまいました。 |
◇ 香港ハーバービュー ◇ 何とか時間ぎりぎりに集合場所に着くと、もうすでに大韓航空のYさんと、旅行会社関係の皆さんが集まっていました。ここで小さなバスに乗り、一路アロハタワー・マーケットプレイスへ。ホノルル港にあるこのショッピングセンターの2階に、目指す香港ハーバービュー・シーフードレストラン(香港海鮮大酒樓)があります。「ワイキキからだと結構遠いなぁ」という感覚でアロハタワーに到着すると、正面にはハワイの海の歴史を伝える博物館「ハワイ・マリタイムセンター」があり、桟橋には大きな帆船が係留されているのが見えます。これは1878年に建造された「フォールズ・オブ・クライド」という4本マストの大型帆船で、当時は貿易船やオイルタンカーとして使われていましたが、現在はアメリカの歴史的建造物に指定され、大切に保存されているのです。 |
地図提供:ワタベウェディング様 |
Address:1 Aloha Tower Dr., Aloha Tower Marketplace 2F, Honolulu HI Google Earthの座標はこちら→21°18'22.32"N 157°51'54.77"W |
階段を登ってレストランに入り、みんなで丸テーブルの席を囲みます。このレストランは結婚式の二次会でも良く使われるところで、左下写真は店の入り口付近。左奥に見える大きな引き戸の向こうは、個室として貸し切りにする事もできるそうです。港に面した大きな窓には、フォールズ・オブ・クライドの勇姿と港の夜景がロマンチックに広がっていす。 |
まず前菜で出てきたのはジェリー・フィッシュ、すなわちクラゲです。コリコリとしていて味付けも絶妙、いつまでも食べ続けていたいような快い歯ざわりです。スープは鶏がらベースのだしが効いていて、ほうれん草とエビの入った濃厚なもの。この後、ぷりぷりとした食感のエビや、殻ごと揚げたカニ、北京ダックなどのごちそうが「これでもか!」とばかりに登場してきました。カニは塩味が効いて香ばしいのですが、小さくて身をほじるのが面倒なので、ダンナ河野は殻ごとバリバリと食べてしまいました。 |
このように、何といってもこのレストランの自慢は新鮮な海の幸を使った海鮮中華です。客席に挨拶に見えたやり手マネージャーのマチコさんの話では、中華料理店には珍しく化学調味料(近頃ではうま味調味料と呼びますが)は使っていないとのこと。日本でもヘタな中華料理の店・・・もしくは安手のラーメン屋さんに行くと、舌がマヒするほどの化学調味料を使っている店もあるので、化学調味料の苦手な人にもおすすめです。 さて、異国で美味しい料理に舌鼓を打ってはいても僕達やっぱり日本人。食事の途中でお皿に残って最後の一切れとなった北京ダックには、誰も遠慮して手をつけようとしません。これは、定員ギリギリであと一人で警告ブザーの鳴りそうな状況のエレベーターに乗るのを、思わずためらう心理と共通するものなのでしょうか・・・。ダンナ河野は何とかスキを見て、あくまでも「さりげなく」食べてしまおうと狙っていたのですが、みんなで「アロハ~♪」などとはしゃぎながら集合写真を撮ったりしているうち、係の人がさっさと片付けてしまいました、う~ん残念。 |
◇ スター・オブ・ホノルル ◇ みなさん今日一日、ホテルインスペクションなどでなかなか充実した一日を送ってきたようで、ビールやワインを飲みながら旅行談義に花を咲かせていると、窓の外にいきなり巨大なものが「ぬ~っ」と現れて一同騒然。これはまぎれもない「スター・オブ・ホノルル」号じゃありませんか。4層のデッキからなる1,500人乗りの大型ディナークルーズ船で、ここアロハタワー目の前の埠頭から毎日17時半に出航します。暗い上に窓越しなのでまともに写真にも写っていませんが、ちょうどいま約2時間のサンセット・ディナークルーズを終えて帰ってきたところらしく、デッキには大盛り上がりの船客が歌ったり踊ったりしていて、なかなか船を降りる気配もありません。なお、このディナークルーズでは、キャプテンによってとり行われる船上結婚式のセレモニーやサンセット・プライベートパーティーをすることができます(基本データはこちら!)。 |
そういえばここホノルル港は、豪華客船「プライド・オブ・アメリカ」が出航する港でもあります。もっとも、こちらはさらにスケールが大きくて、一週間くらいかけてオアフ島、ハワイ島、マウイ島、カウアイ島をまわる4島クルーズなのです。もちろん結婚式だってお手のもの(基本データはこちら!)。 今日はまる一日挙式場めぐりをしてきましたが、最後は挙式会場がむこうから、海からやって来たのでした。 さて、楽しい夕食会もあっという間に終わりです。再びバスに乗ってワイキキに戻り、それぞれの宿泊地近くで降ろしてもらいました。我々はアンバサダーホテルに戻る前に、いろいろと買い物をしたかったので、ハイアットリージェンシー近くのフードパントリーで下車。ここで肉や野菜やビールを買い、両手に大きな袋をぶら下げてホテルに戻りました。 |
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