特集! ウェディング in ハワイ

 
2章 ハワイに到着


◇ 米国訪問を歓迎します ◇

内の照明がつけられて、おしぼりやジュースを配りにきました。寝ぼけまなこで日本時間に合わせたままの時計を見ると、まだ午前2時半くらい。「ふざけるなよ」という気もしますが、ハワイは世界標準時より10時間遅いUTC-10(協定世界時-10時間)だから、9時間進んでいる日本や韓国(いずれもUTC+9))との時差は実に19時間。つまり現地では日本より1日前の、朝7時半くらいということになります。いまいちピンときませんが、決してふざけているわけではないのです。しばらくすると朝食が出てきました。「おかゆ」もしくは「コンチネンタル」から選びなさい、とのことです。中国の朝ご飯に出てくるようなおかゆを想像していたダンナ河野は迷わずおかゆを注文し、パン食の好きなニョーボ河野はコンチネンタルを注文しました。出てきたおかゆは、かぼちゃと小豆の入った甘ったる~いシロモノ、一方のコンチネンタルはふっくらしたパンにヨーグルトがついてとてもおいしそうです。うーむ、機内食は2連敗か・・などと独り言をつぶやきながら2杯目のコーヒーをすすりました。

機内食その3~おかゆ 機内食その4~コンチネンタル

外はもう明るくなってきて、ちぎったような白い雲のはるか上を巡航中です。客室乗務員が緑色のアメリカ出入国カード(EDカード)を配りに来ましたが、我々はこれを日本から持参してきて、仁川空港の待合ロビーで他にやることがなかったので既に記入済みです。さて、まもなく機体は徐々に高度を下げ始め、窓の外にぼんやりとオアフ島が見えてきました。オアフ島上空からはゴルフ場のような開けた緑の土地や、住宅地がたくさんあるのが見えます。そして現地時間朝9時過ぎ、我々を乗せた機はほぼ定刻通りホノルル国際空港に到着、少し小ぶりなシャトルバスに分乗してターミナルビルに着きました。さすがは常夏の島、ソウルとの気温差は20度以上ありそうです。

ハワイの地図 オアフ島上空から見た景色 入国審査窓口
地図提供:ワタベウェディング様

さて、早速入国審査です。窓口のダニー・グローバー似の大男はまずパスポートと出入国カードの提出を求め、設置されたセンサーに左手人差し指を置くよう指示して指紋採取、次に右手でも同様に指紋を取られます。さらにセンサーの横にはゲゲゲの鬼太郎の目玉オヤジみたいな丸いカメラがあって、これで顔写真を撮られます。とにかくもう、人権も何もあったものじゃありません(※)。その後、2、3質問されて入国審査が済むと、ランス・ヘンリクセン似の警官がやって来て「こっちへ来い」と手招きされました。行こうとすると、「ん?日本人か、なら結構」と言って立ち去っていきました。何なんだ今のは?気になるじゃないか。たしかさっき提出したアメリカ出入国カードには一番上に、「米国訪問を歓迎します」と書いてあったよなぁ・・そもそもハワイと言えば、首にレイをかけてアロハ~だろ?・・・等々、ぶつぶつ文句を言いながら機内預入れ荷物を取りに行きました。

米国入国に関する補足情報はこちら

幸い預けていたスーツケースは既にベルトコンベアから降ろされており、すぐに見つけることができました。ここでは特に荷物タグを確認したりする手続きもなく、あらかじめ書いていた税関申告書を見せただけで、中も調べられずに無事通過。出口は個人用、団体用と分かれていて、我々はここで同行者の方々と別れ、個人用出口から空港の外に出ました。

ハーツ・レンタカー受付 今回借りたフォード・トーラス 日本車とは違う運転席

なお、今回のハワイ研修では初日に郊外の挙式場を見て回るため、その「足」としてレンタカーを借りることにしています。そこでまずは、日本で予約していたHERTZ(ハーツ)というレンタカー会社行きの送迎バス乗り場に行きました。ちょうどバスが来ていたので、荷物を載せて乗り込みます。バスは間もなく広大な敷地の駐車場に到着、ここのカウンターでパスポートやクレジットカードを見せてサインをし、レンタカーのキーを受け取りました。ちなみに海外では、ホテルなんか特にそうですが、「現金で払います」と言ってもクレジットカードの提示を求められることがよくあります。これは身元を証明すると同時に、何か問題が発生した時の保証とするためのもので、クレジットカードを持ってないと非常に不便な思いをするかと思います。では免許証はどうするのか?この場合、「運転免許証翻訳フォーム」という書類をレンタカー会社が発行してくれるので、これに記入して車を借りる際に提示すれば、国際運転免許証の携行が不要になるのです。つまり日本の免許証とこの書類さえあれば合法的に運転することができるわけで、短期滞在の際など特に便利です。

マルチリンガルのカーナビ 日立グループの「日立の樹」解説看板 モアナルア・ガーデンパーク

◇ 気になる木 ◇

々の乗る車はゴールドメタリック色のフォード・トーラスで、なかなか使い勝手が良いです。日本語も含むマルチリンガル機能付きカーナビがあるので頼りになりそうです。けれどもちろん左ハンドルのアメ車、最初はウインカーやスイッチの場所がわからないのと、車両感覚がわからないので戸惑いました。道を走っているとなぜかだんだん車線の右側に寄って行ってしまうので、慌てて軌道修正をします。おまけに右側通行なので、左折するときは奥のほうに大回りして曲がることを忘れないようにしないといけません。さて、チャペル巡りをする前にちょっと「この木何の木・・・」でお馴染みの「日立の樹」を見に行こうということになりました。この木はモアナルア・ガーデンパークの中にあるので、H1ハイウェイを通って201号に抜けて、あれれ?・・・全然違う。どうやらナビの設定を間違えてモアナルア・コミュニティパーク方面に来てしまったようです。少し道に迷ったけど何とか到着、広い敷地内には同じような形の大きな木がたくさん生えていますが、ひときわ枝ぶりが立派で、人がたくさん集まっているのですぐにわかりました。Google Earthをお持ちの方は上からも見てみましょう(21°20'49.53"N 157°53'35.94"W)。

日立の樹~全体写真

ちなみにこの木は猿が好んで実を食べることから、「モンキーポッド」という名があります。亜熱帯地方に広く分布しており、夜間や降雨時には葉を閉じるマメ科ネムノキ亜科の木です。学名はSamanea saman、アメリカネムノキとかレインツリーとも呼ばれています。日本でも栽培セット(種と鉢、培養土つき)なんかが売っていて人気があります。「日立の樹オンライン」によると、この木は樹齢130年、高さ25m、幅は40mもあって、幹の周りは7mだそうです。どこから見ても1本の木にしか見えませんが、実際には何本かの木が寄り添っているのだとか。年に2回花を咲かせますが、我々が行ったときもちょうど開花時期だったらしく、先端がピンクに染まった白髪ネギのような可憐な花を咲かせていました。

日立の樹~幹の付け根から見上げたところ 日立の樹~枝ぶり 日立の樹~花

しかし、ここでカメラのバッテリーが切れかけているのに気づきました。なにしろ海外でさんざん酷使してきたので、バッテリーがもうヘタれかけています。大急ぎで写真を撮り終えると、ワイケレ・プレミアム・アウトレットという巨大ショッピング・センターへ行きました。ここは米国チェルシー・プロパティ・グループが主宰するアウトレット・モールの一つで、約50店舗のデザイナーズ・ブランドの店があります。余談ですがグアムにあったのはプレミア(PREMIER)・アウトレット、ここのはプレミアム(PREMIUM)・アウトレットです。

というわけで一応カメラのバッテリーも探してみましたが、合うようなものは置いていません、こうなると普通の電池式の方が便利かも。しかたなく、近くにあった携帯電話ショップの親切なお兄ちゃんに頼んでコンセントを借り、わずかな時間ですが充電させてもらいました。それにしてもこんな調子では話がぜんぜん先に進みませんが、今度こそ
挙式場回りに出発です。まずは最初の一軒目、美しいビーチ沿いに建つ超人気チャペル、「コオリナ・チャペル・プレイス・オブ・ジョイ」へと車を走らせます。

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