特別企画! THE WAY TO DUBAI
ドバイへの道〜現地渡航編


18章 Emirates Towers 〜砂漠都市の摩天楼

際的商都ドバイのシティエリアにそびえ立つホテル&オフィスの超高層ツインタワー、それがこのエミレーツタワーです。建設中のバージュ・ドバイに抜かれるまでは、中東・ヨーロッパを通じて一番高い建造物でした。2006年に13回目を迎えたWorld Travel Awards(いわゆる旅行業界のアカデミー賞) では、ビジネスホテルの部(World's Leading Business Hotel)で見事栄冠に輝いています。


◇ オフィスタワー ◇

よいよドバイ最終日となりました。この日はさすがに昨日の騒動でふたりとも疲れが残っていたので、朝は少々寝坊してしばらくゴロゴロしていました。昨日の残りのサモサをほお張りながら「今日はエミレーツタワーへ行くぞ〜!」と宣言し、タクシーに乗り込みます。しかしニョーボ河野は、そういう「世界の巨大建造物にはせる男のロマン」といったものにはさして興味がないらしく、「ふ〜ん」などと言いながら眠そうな顔をしています。さて、タクシーが到着したのは地上350mのオフィスタワー、下から見上げるとあまりの高さに圧倒されそうです。建物の中にはスーツやアラブ服のビジネスマンがまばらに歩いており、リゾート気分の抜けないTシャツ姿の我々は何とも場違いな存在。ホテルのような大きな受付カウンターがあって、外来者はここで受付をしないとおそらく上の階には立ち入ることができないようです。やはりここはビジネス一色の場であり、一般観光客向けに開放している展望台などというものも見当たりません。

Lipton T Junction Scarlett's レストラン(左)
とヌードルハウス(右)
Shopping Boulevard

◇ ドバイに住もう ◇

ういうわけでオフィスタワーからは早々に撤退して通路を渡り、ホテルタワーへ行くことにします。その前に腹ごしらえをしようということで、近くの Lipton T Junction というカフェに入ってアップルシナモンティーとサンドイッチを食べました。このようなレストランや店舗がたくさん並ぶショッピング・ブールバードの中心部は広場になっており、この日は信じられないくらい巨大な都市模型が置かれていました。左よりの黒っぽい建物がエミレーツタワーで、「我らがエミレーツタワー周辺には将来このような高層ビル群が出来ますよ」という案内かと一瞬思いましたが、よく見るとこのあたりの地形とはかなり違うようです。実はこれ、「ジュメイラビーチ・レジデンス」という高層ビル群で、ザ・パーム・ジュメイラすぐ近くの海岸線沿いとドバイ・マリーナの間に造られた居住区なのです。

ジュメイラビーチ・レジデンス(Jumeirah Beach Residence)模型・・・受付嬢が小さくみえます

シェイク・モハメッド首長率いるドバイ・ホールディングス傘下の「ドバイ・プロパティーズ」という不動産デベロッパーが造成したもので、この旅行記を書いている2007年現在では36棟に及ぶ高級分譲マンションがすでに完成。ドバイではこのような物件を購入すると居住ビザがもらえるのだとか。また、地価も年々高騰しているので、投資目的で買う人も多いことでしょう。敷地内にはスポーツセンター、医療施設、ビーチクラブ、子供の遊び場や小売店、スーパーマーケット、保育所などが揃っています。お値段は930,000 Dhs.からということだから、一番安い部屋で3,000万円くらい。ちなみにこのクラスだと Studio Apartment という部屋タイプで、約59平方メートル(ダル・アル・マシャフの客室並みの広さ)、バス・トイレの他にカウンター付きのキッチンや埋め込み式ワードローブ、バルコニー、駐車場もついています。さらに上のクラスを目指していくと1〜4ベッドルームへと続き、ロフト、メゾネット、テラス、そして最上階プール付のペントハウスともなると3億円くらいになるでしょうか。ザ・パームの見えるオーシャン・ビューはさぞ眺めが良いだろうなぁ・・・。

◇ ホテルタワー ◇

こは客室数400の豪華5つ星ホテル。グランドピアノや花なども置いていますが、やはり「ビジネス」的な雰囲気は否めません。ロビーの奥には会議室のような大きな部屋があり、その前を人が通るたびに自動ドアが開いて中が見えてしまいます。最近少し見慣れてはきましたが、アラブ服を着て携帯電話で話しながら歩いている人達というのはいつ見ても不思議な光景です。さて、こっそり上の階に登ってみようとしましたが、係の人に止められました。どうやらここは宿泊客以外は立ち入り禁止で、専用のカードキーを持っていないとエレベーターに乗れないようです。夜になれば Vu's Bar という展望バーがオープンするので堂々とお客として来れるでしょうが、この日は時間も早かったので Vu's Bar はもちろん、回転寿司で有名なET Sushi やヌードルハウスもまだ開店していません。

男性専用 H2Oスパ アラブ服のビジネスマンたち 回転寿司の店 ET Sushi

せっかくホテルに来たのだからツアーデスクでデザートサファリでも申し込んでいこう、ということになりました。とても親切なアラブ服のお兄ちゃんが担当してくれて、結局ひとり250 Dhs.(8,000円くらい)のサファリツアーを申し込みました。4時過ぎに我々の泊まるシェラトン・ドバイ・クリークに迎えの車が来るそうだから、今度は間違えようがないでしょう。ところでこのお兄ちゃん、あまりにも感じが良いので「上の階に登って景色を見れないかな?」と、ダメもとでお願いしてみたところ、「オーケイ・ノープロブレム」ということで担当者を一人つけて登らせてくれました。



カードキーを通して最上階のボタンを押すと、ガラス張りエレベーターは一気に急上昇して行きます。高層ビルの林立するシティエリアの中でも、やはりこのエミレーツタワーは群を抜いています。こうしてシティエリアの絶景を堪能した我々は、再びタクシーに乗って今度はドバイクリーク左岸、今なお古い町並みの残るバスタキヤ地区に隣接するドバイ博物館へ向かったのでした。

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