特別企画! THE WAY TO DUBAI
ドバイへの道〜現地渡航編

1章 Fly Emirates〜ビジネスな道中

Which would you like to drink, ma'am? Orange juice? Apple juice? Champagne? 「奥様、お飲み物は何になさいますか? オレンジジュース、アップルジュース、シャンペンがございますが。(客室乗務員)」
Champagne, please !  「シャンペンをもらおう!(我々)」

ウェルカム・シャンペンで乾杯
 ◇

発ロビーから機内へ続く通路は途中で2つに分かれています、にわか大名の我々は足取りも軽く左側、つまり機体前方のファースト、ビジネスクラスへ行く通路へ向かいました。機内は黄色っぽい照明に照らされていて通路が広く、荷物入れや座席の大きさに驚かされます。さっそく座席につくと、前後左右の幅が広くて、ゆっくりと座れました。シートベルトを外してつんのめらないと、前の席のポケットまで手が届かないほどです。エコノミークラスをのぞきに行ったニョーボ河野の話では、やはりエコノミーも他の航空会社と比較してかなり広めに作られているとの事でした。

窓2-通路3-窓2の配置でゆったり 前の席がとても遠いです 足も届きません

まずは日本風におしぼりを配りにきました、そして次に出てきたのがウェルカムドリンク!・・・ジュースなど飲んでいる場合ではありません、旅の成功を祈願してシャンペンで乾杯しました。座席は電動リクライニングで、背もたれやフットレストを自由に操作でき、理想的なポジションで座ったり寝たりすることができます。背もたれには可動式ヘッドレストがあるので、首を寝違えることもありません。座席を照らす照明のほか、ヘッドレスト近くに読書灯がついており、暗くなってからでもピンポイントで照らすことが出来ます。

機体はやがて滑走を始め、静かに離陸しました。一体いつ滑走路を離れたのでしょう、このパイロットはなかなか腕が良さそうです。その後、機長がアラビア語で、「ナントカカントカ、・・・シュクラン(ありがとうございます)」とか言って、誰かが英語や日本語で同様のことを言い、機内の安全設備等の説明も終わって、ようやくベルトサインが消えました。

◇ ice で遊ぶ ◇

いうわけで、さっそく噂のice(情報・通信・エンターテイメント)システムで遊ぶことにします。これは全クラス共通のサービス。並んだ座席の中央の手すりがフタになっていて、中からテレビ画面が出てきます。角度も自由に変えられて、手元のリモコンで操作するか、直接画面にタッチして操作することもできます。画面をONにすると、まずはエミレーツ航空のパンフレットにいつも出てくるお姉さんがお出迎え。<ice>のうち、<c>は電話やEメールなので、あまり我々が使うことはなさそうです。<e>は映画や音楽・ゲーム等のほかに、エコノミークラス症候群にならないための足首の体操(下写真)などもあります。

iceへようこそ! ひざや足首を曲げ伸ばし つま先を回転させましょう

まずは<i>(情報)を見てみます。ここでは今日のフライトや、スカイワーズ(マイルを貯めるメンバーサービス)について、エミレーツ航空やドバイについての情報を映像や画像で見ることができます。今日のフライトを紹介する"today's flight"という画面では、常時BBCの衛星放送ニュースをやっており、機体に取り付けられたカメラで外の様子を見ることができます(夜だから何も見えないけど)。また、エア・ショーという画面に進むと、現在搭乗機がどこを飛んでいて、高度や到着時間がどれくらいかが地図上に表示されます。ダンナ河野はこれをとても気に入って、飛行中はよくこの画面を見ていました。

タッチセンサー画面で選択 いろんなプログラムがあります まだ出発したばかりです

それにしてもこの航空会社は次から次へと、いろいろな物を配りに来ます。まくらや毛布などは既に置いてあり、機内で履くスリッパ、アイマスク、夕食メニューにワインリスト、そしてかなり立派な洗面道具一式セット男性用/女性用まで持ってきます。だんだん置く場所がなくなってきました。

ハラルとは? 

内食メニューを見てみます。最初のページには「エミレーツ航空の料理には豚肉製品は使用されておりません。使用される肉類は全てハラルを使用しております」と書かれています。ハラルって何?・・・。「ハラル」というのはイスラムの律法にのっとった食べ物のことで、逆に禁じられているものは「ハラム」。以前インドネシアで某企業の食品に豚の酵素が使われていて問題になったのを思い出します。お酒のようにわかりやすいものは出せるけど、食事だとわかりにくいからこういう配慮をしているのでしょうね。

軽食メニューの内容ですが、前菜は合鴨のパストラミ、ハーブ風味の蒸し鶏、シーフード・エスカベージュ、ガスパーチョ。読んだだけではよくわかりません、これにサラダがつきます。主菜は和食と洋食があって、和食では寿司やカレイの唐揚げ、炊き合わせ、お吸い物、小鉢など。洋食では、ビーフ・ソテー、グリル・チキン、ローズマリー風味のトマトソース添え、ペンネ・パスタのクリームソース仕立てと、なかなかうまそうです。これに果物やチーズ、お菓子などがつき、お茶やコーヒーを選びます。

これが前菜 「軽食」でおなかいっぱい

ここでニョーボ河野は和食、ダンナ河野は洋食、ワインはメドックのシャトー・ポサンタックを注文しました。どういうわけか、おしぼりなどの単純な用件のときは日本人女性が来て、会話の必要な場面では体格の良いアラブ人兄ちゃんがやってきます。これからの道中の英会話の準備体操に役立ちそうです。

おいしい軽食を終え、ウイスキーのロックを飲みながら幸せな時間を過ごします。客室乗務員が先ほど、「明日朝食を出すので、その時に起こして良いか?」と聞きにきたので、「良い」と答えておきました。iceのプログラムガイドを眺めていると、映画だけでも数百以上あります。日本語字幕や吹き替えのものは、「キングコング」や「ナルニア国物語」、「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」など約30作品で、日本映画もいくつかあります。いずれも最初からスタートできて、早送りや巻き戻しもできます。ただ二人とも眼精疲労が最近激しいので、映画はほどほどにします。また、言えば持ってきてくれるけど、お酒もほどほどで切り上げました。明日の到着は朝の5時です。日本とは5時間の時差があるので、時計を5時間戻して現地時間に合わせ、寝ることにしました。台風の影響か、飛行中はところどころ気流の不安定な空域があり、機体が揺れてベルトサインがつきます。客室内はかなり冷房が効いていて、ちょっと寒いくらい。座席をリクライニングし、毛布をかぶって眠りました。


アラビア半島上空にて 

朝、朝食を持ってきた人に起こされました。あまりにも寝心地が良くてぐっすり眠ったらしく、かなり気分が良いです。例によってニョーボ河野は和食、ダンナ河野は洋食。和食はサバの照り焼き、うどん、味噌汁、香の物など。洋食はスクランブルエッグ、ソーセージ、各種パン、ポテト、それになぜか♪明治ブルガリアヨーグルト♪。ニョーボ河野は、「エミレーツ航空は和食よりも洋食の方が得意のようだ」、というわかり切ったような結論を実証するかのようでした。

色鮮やかな和食 ボリュームたっぷりの洋食

さて、窓の外はまだ暗いのでiceの画面を見ると、早くも乗り継ぎ便の案内を表示しています。現在地はお隣のオマーン湾上空、ドバイまでは199マイルです。飛行機だからたぶんノーティカルマイル(海里=1,852m)だと思うので、ドバイまでは約370キロくらいかな、この分だと予定よりずいぶん早く着きそうです。


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