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☆ 弾丸ツアー in バンコク~世界一な夜景の旅! ☆

最終章 アプサラ ディナークルーズ(後編)

◇ ワット・アルン ◇

ワット・アルンは、ワット・プラケオやワットポーと共に、タイの3大仏教寺院といわれています。トンブリー王朝を開いたタークシン王ゆかりの王宮寺院で、現在ワット・プラケオにあるエメラルド仏は、一時期このワット・アルンに安置されていたそうです。高さ75mの大仏塔を4つの小塔が取り囲み、古代インドの世界観における聖なる山、「須弥山(しゅみせん)」を表しているそうな。


Wat Arun/View from Apsara Dinner Cruise by Banyan Tree Bangkok

三島由紀夫の小説「暁の寺」の舞台ともなったこの寺院、クルーズ船はかなり長時間ここに留まって、写真タイムとなりました。スタッフたちが、ワット・アルンを背景に乗客の記念写真を撮ってくれるのですが、船が動いてないから暑いし、座席が後方だから排気ガスが漂ってくるしで、そろそろ移動してくれないかなー..。

そうこうしているうちにデザートが出てきました。かぼちゃのカスタードとマンゴースティッキーライス、これはもち米に甘いココナッツミルクをかけたものとマンゴーを一緒に食べるという、タイの定番デザートです。


右上写真は、ヨック・ヨー・マリーナ&レストランというシーフードレストラン。ディナークルーズもいいけど、クルーズ船を見ながらリバーサイドでお食事というのも楽しそうですね。次に見えてきたのは、ワット・カンラヤナミットという、ラーマ3世時代に建立された王室寺院です。旅行の安全を祈願するお寺で、高さ15m、幅12mというバンコク最大の仏像があります。


Wat Kan layanamit, Bangkok

さて、我々を乗せたクルーズ船は、ミレニアム・ヒルトンを過ぎると、まもなくピア(桟橋)に到着しました。あっという間の2時間でしたが、なかなかに楽しい体験が出来ました。料理はうーん、もう少し改善の余地があるかな?


◇ 帰国の途 ◇

いよいよこの旅も終わりに近づいてきました。預けた荷物を取りに行くため、先ほどまで宿泊していたルブア・アット・ステート・タワーへ向うべくタクシーを捜します。ところが一向に捕まらず途方に暮れていると、さっきのクルーズ船のスタッフがいて、我々を10人乗りくらいのワゴン車に乗せてくれました。他にもルブア行きの客がいるらしく、無料でホテル地下駐車場まで連れて行ってくれました。感謝!ただ、途中の道の混み方が尋常ではありません。そこで、ルブアから空港までのタクシー移動をあきらめ、荷物を持ってBTS(スカイトレイン)に乗り、行きと同様に電車を乗り継いで空港へ向かいました。


少しホッとして何気なく車内を見渡すと、タイの電車にも日本と同様の優先席(Priority Seat)があります。案内のステッカーによると、子連れの親子や妊婦、お年寄りやケガ人に加え、お坊さんにも席を譲りなさいとあります。敬虔な仏教国ならではの光景ですね。

BTSとエアポート・レール・リンクはいつものように実にスムーズ、早すぎるくらいに空港に着いたので、さっさと荷物を預けてチェックインします。すると突然「龍が来た~!」、明らかに連結しすぎなカートが後方からやってきて通路を横切っていきました。この係員たち絶対遊んでいるだろ?



さて、パスポートチェックも済ませた我々は、店でのんびりとシンハー・ビールなど飲み、ようやく搭乗しました。さっさと寝ようと思っていたら、3時くらいのとんでもない時間に機内食を配りに来てびっくり。さすがに入らないので、機内食はキャンセルしました。


今回の旅は、わずか一か月前に軍事クーデターが勃発し、外務省から注意喚起情報が出ている中の一泊三日という、まさに弾丸ツアーでしたが、特に危険な目や不快な思いをすることもなく、楽しく充実した時間を送ることが出来ました。次回もホテルはルブアで良いなとか、やっぱりもう少しゆっくり来たかったな、などといろいろな思いにふけっているうち、いつの間にうとうと眠ってしまい、起きた時には既に福岡市の上空を飛行していました。そして予定よりも15分早い午前9時15分、我々を乗せたジェットスター3K509便は、無事福岡国際空港に降り立ったのでした。

おしまい



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