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☆ 弾丸ツアー in バンコク~世界一な夜景の旅! ☆

第15章 ウィークエンド マーケット

ャトチャック・ウイークエンド・マーケットは、世界でも最大規模の屋外マーケットです。10万平方メートルを超えるという広大な敷地は、27のセクションに分かれており、全部で34箇所のゲートから出入りします。土日のみの営業で、15,000軒以上もある屋台には、衣類や雑貨、アンティークに民芸品、食料品からペットに至るまで、ありとあらゆる商品が並んでおり、訪れる人は一日に20万人から30万人に上るとか。


Chatuchak Weekend Market (Gate 17) ,Bangkok

◇ ナショナル スタジアム ◇

さて、到着したナショナル・スタジアム駅(W1)は、BTSシーロム線の終着駅です。実際にはサナームキラーヘンチャート駅という、れっきとしたタイ語の名前がありますが、BTS路線ではこの駅とビクトリー・モニュメント駅(N3)が英語表記です。「ナショナル・スタジアム」とは、スパチャラサイ国立競技場のこと。かつてサッカー日本代表が、2006年のW杯ドイツ大会への出場をかけ、北朝鮮と無観客試合を行って勝利した会場として有名です。ちなみに「ビクトリー・モニュメント」とは、「タイ・フランス領インドシナ紛争」の後に建てられた戦勝記念塔です。


目指すウィークエンド・マーケットは、BTSスクンビット線の終点、モーチット駅(N8)の近くにあります。そこでまずナショナル・スタジアム駅からシーロム線でサイアム駅(CS)に行き、サイアムで乗り換えてスクンビット線に乗ります。もっともナショナル・スタジアムとサイアムは数百メートルしか離れていないのですが、勝手がわからないので、あえて電車で行くことにしました。

 〔BTS最新路線図:BTSの公式サイト(英語・タイ語) 〕(新しいタブが開きます。路線図は画面の下部にあります。)


◇ チャトチャック ウィークエンド マーケット ◇

派手派手ペイントの電車に乗り込むと、車内は結構空いています。ところがサイアム駅で乗り換えると、車内は比較にならぬほど混んでいて座ることもできません。何とか7駅我慢してモーチット駅に到着すると、駅を降りたところから屋台が所狭しと並んでおり、歩道では人々が列をなして歩いています。歩きにくい上に、前方がどうなっていて入口がどこかさえもわかりません。



インフォメーション・センターで地図をくれると聞いていましたが、人込みの中ではそんな物どこにあるのか見つけきらず、適当に市場の中に入ります。店舗は屋内にも屋外にもあり、屋内のものは狭い通路で仕切られています。それにしてもTシャツ屋が多いなぁ、特に動物の顔のアップとかアニメキャラクター、漢字が書かれた物が目立ちます。「龍呈吉祥」とか「奮門」などの中国的なものや、「侍」や「愛」、「忍」といった日本風のものもあります。ん?これは「名門の粋 魔王」って、あの幻の焼酎のラベルじゃありませんか。タイの人々は意味がわかっていて買うのかな?・・。


しばらくマーケットを散策していると、後方から青い制服姿の鐘や太鼓の集団がやってきて、ちゃかぽこちゃかぽこと大演奏を始めました。何を言っているのかはわからないけど、彼らはどうやらタイのモバイル最大手、「AIS」のキャンペーン集団のようです。さっさと追い抜いて欲しいのですが、ちゃかぽこ軍団はしばらく行進しては立ち止まりを繰り返すので、ずっと我々の近くでやかましく演奏しています。


やかましいといえば、バンコクの一部道路のやかましさはハンパではありません。とにかく警官はピーピー笛を吹くし、車はビービーとクラクションを鳴らし、救急車はハリウッド映画のような「ワオワオワオ」というカン高いサイレンをかき鳴らしています。これはアメリカ式の「イエルプ」というサイレン(下部リンク参照)で、最近では日本の救急車でも導入されています。さて、ウィークエンド・マーケットでは帰りの飛行機用に空気枕を購入し、混雑を避けて早めに退散します。モーチット駅から電車に乗ると、始発駅なのに結構混んでいます。おまけに、若い男女が乗ってくるなりドア付近でケンカをはじめました。 

タイの救急車 EMS Ambulance responding to code 3 with siren on Naradhiwat Rajanagarindra 6 road, Bangkok, Thailand 〕(注:音声が出ます。新しいタブが開きます。)


男は彼女が乗車前に取ったであろう何らかの行動に対し、しきりに「遺憾の意」を表明しています。一方、彼女は「そんなコト知らないわよ、フン!」といった態度で、男から心理的、物理的な距離を取りつつ、徐々に車両の奥へと移動。それでも彼女はサイアム駅に着くと、「仕方ない」的表情全開で男と連れ立って降りていきました。我々も一緒にここで降り、日本へのおみやげ(というより自分用)に、マンゴスチン石鹸を買いに行きました。これはニョーボ河野が大そうお気に入りで、タイに行く人にはいつも買ってきてもらう、「マイトン」という現地の老舗ブランドのもの。


やって来たのはMBKセンターという、7階建て巨大ショッピングモールで、ナショナル・スタジアム駅方面に少し歩いたところにあります。さらにこの中に入っている「トップスマーケット」で、お目当ての石鹸を見つけました。1個あたり55Bを10個買ったので1,700円くらい。

ところでバンコクの町を歩いていると、道端や歩道橋に普通に乞食がいるので、慣れないうちはぎょっとします。彼らは紙コップみたいなものを前に置き、座ったり寝転がったりしています。タイには喜捨をすることで自らの徳を高めるという習慣があるし、サイアムのような一等地ではかなり稼ぎも良さそうです。ただしアジアの多くの国では、乞食は映画「スラムドッグ ミリオネア」に出てきたような闇組織に牛耳られているのだとか。


さて、弾丸ツアーも大詰めを迎えました。締めはチャオプラヤー川を往くディナークルーズです。サイアム駅に戻ってBTSシーロム線でサパーンタクシン駅(S6)まで行き、またしてもトゥクトゥクに乗って、船着場のあるリバーシティに向かいました。



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