特集! ロケ地:パラオ
第11章 パラオ・ロイヤル・リゾート 後編 |
いかにも南国リゾートらしい、開放的で華やかな印象のパラオ・ロイヤル・リゾート。遊ぶ施設も完備されています。屋外にはプライベートビーチやプールのほか、テニスコートやミニゴルフの施設もあります。屋内にはさらにレクリエーション・センターがあって、ビリヤードや卓球台、アスレチック・ジム、お子様用のキッズルームまで用意されており、宿泊客はもちろん無料で利用することができます。なお、建物内には専用のパーティールームがないので、団体でのパーティーは基本的にプールサイドで行うとのこと。200名くらいは収容できるそうですが、雨天の場合はレストラン内で行うこともできます。 |
◇ ウェイブス・レストラン ◇ 他のホテル宿泊客までが食事に来るという、メインダイニング「ウェイブス」。年中無休で、イタリアンのこだわり日本人総料理長が腕をふるう人気のレストランです。屋内160席、屋外60席の店内は、バフェ(ビュッフェ)のほかにも、各種アラカルトメニューが充実しています。中でも人気なのは、パラオの新鮮な海の幸とオーガニックファームで採れた野菜をふんだんに使った、シェフのおすすめのコースディナーで、2名様から予約できます。一例を挙げると、「鮮魚のソテー・アンチョビ風味のガーリックソース」とか、「ロブスターの香草パン粉焼き・パルメザンチーズ風味」とか、「マングローブ蟹の蒸し焼き・三杯酢添え」などなど。今日はこの後、ここでランチが予定されているのでとても楽しみです。 |
◇ マンダラ・スパ ◇ バリ島に行った時にもお世話になった、マンダラスパにやってきました(バリ島旅行記はこちら!)。マンダラスパは、太平洋地域を中心とした世界各地に展開するスパ・チェーンです。パラオでは、このロイヤルリゾートのほか、PPR(パラオ・パシフィック・リゾート)にも、「エリライ」という名のマンダラスパがあります。そういえばグアムにもニッコー・グアムやヒルトン、ウェスティン、アウトリガーにマンダラスパがあったし、ハワイではヒルトン・ハワイアン・ビレッジにもありました。ロイヤルリゾートもヒルトンみたいに、「パラオ・ロイヤル・ビーチ・リゾート&スパ」とでも名前を変えたらカッコいいかな・・。 |
スパ施設はホテルの離れにあり、わいわいとホテル見学してきた我々が、急に小声になるほどの静寂さに包まれています。目の前には美しい海が広がっており、周囲の美しい自然景観に溶け込んでいるかのようです。木を多用した落ち着いた雰囲気の室内には、ベッドとフローラルフットバスが置かれていて、アロマの香りがほのかにただよっています。スパのコースは、有名なバリニーズマッサージをはじめ、2人のセラピストがやってくれるマンダラマッサージや痛くないフットマッサージ、お肌に優しいフェイシャルマッサージやハンドスパ、ネイルケアなどなど。また、これらを組み合わせたパッケージもあります。よし、最終日は必ずここに来よう!・・・と、ダンナ河野は固く心に誓ったのでした。 |
◇ ランチタイム ◇ 先ほどのウェイブス・レストランに戻って、いよいよランチタイムです。シェフのホリエさんが、直々にご挨拶の後、ウェルカムドリンクと、色鮮やかな料理が運ばれてきました。メニューは、おいしい焼きたてパンに本日のスープ。そして、「ガーデンサラダ」と「スパゲティ・チキンのピリ辛トマトソース」、「パラオ鮮魚のカツレツ・タロの葉とココナツ風味のソース添え」、「シーフードのリゾット」が、4つに区切られた1つのお皿に入っています。さらにフルーツとケーキのデザートが出て、食後のお飲み物はノニティーまたはグアバティー、コーヒー、紅茶。どうしてこんなに詳しく覚えているかというと、わざわざ我々のために、JALセールス九州の名前入りランチメニューを印刷して、各自のテーブルに一枚ずつ置いてくれていたから。 |
この席で、ベラウツアー総支配人のタイコーさんと出会いました。ニコニコと温和な笑顔を絶やさない紳士で、いかにも地元の有力者という風格が備わっています。そうだ、タイコーさんに今悩んでいることを相談してみよう。その悩みとは、ダイビングのこと。世界有数のダイビングスポットのあるパラオですが、明日は一日ツアーが入っているので行けません。「ならば最終日に行けばいいじゃないか」、と思うかもしれませんが、ダイビング直後に飛行機に乗ると、減圧症(いわゆる潜水病)の危険性があるのです。ダイビング医学界の推奨するガイドラインによると、「単一ダイビングの場合は最低限12時間、反復ダイビングや複数日に渡りダイビングをした後は最低限18時間」待たなきゃダメ!とのこと。 |
ちなみに、帰りの飛行機は朝?の3時30分というすごい時間に出発するので、計算上は午前中の1ダイブしかできません。でも普通、ダイビングのツアーって午前と午後の計2ダイブですよね。「そこを何とか」、というわけでタイコーさんに相談したところ。「わかりました、調べてホテルの部屋に連絡入れましょう。スパにも行きたい?私が予約入れておきましょう」と、何とも力強いお言葉。こんな偉い人を使ってしまっていいのだろうかと思いつつ、どれもこれも美味しい料理に舌鼓を打ちながら歓談していると、重大発表がありました。「パレイシアホテルにご宿泊の皆さん、ウエストプラザにご宿泊の皆さん、ともにロイヤルリゾートに移っていただきます」とのこと。こうして食卓は、さらなる驚きとヨロコビの歓声に包まれていったのでした。 つづく |
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