☆ ハイパー絶景ツアー in シンガポール ☆
SINGAPORE, OUR CITY IN A GARDEN

第11章 シンガポール・リバー・クルーズ

◇ ボート・キー ◇

UOBプラザから地上に降り、川沿いを少し歩くとボート・キーという船着き場がありました。ところが受付には誰もおらず、「現在席を外しています」との貼紙。おいおい、宝くじ売り場のおばちゃんか!?と、文句を言いながら待つことにします。ところがやっと店の人が戻ってきたと思ったら、「あんたの持っているパスポート(クーポン)では、『クラーク・キー』という船着き場からしか乗れんよ!」と、にべもない一言。


「待たされた時間を返せ~!」と再び文句を言いながら、仕方ないのでクラーク・キーまで歩きます。それにしてもこのあたりの川沿いには、オープンテラスのバーやレストランなどがたくさん並んでいてとても楽しそうです。海鮮料理の店もあちこちにあって、店の前に並べられた水槽では、おいしそうな魚やエビ・カニが泳いでいます。よし、今度シンガポールに来るときには、必ずやこの周辺での食事を予定に入れとこう。
 


◇ クラーク・キー ◇

ボート・キーから歩くこと10分ちょっと、クラーク・キーが見えてきました。クルーズ船の乗り場は合計8箇所あって、このクラーク・キーや先ほど通ってきたボート・キー以外にも、リード・ブリッジ、フラトン、マーライオン・パーク、ベイフロント・サウス、プロムナード、エスプラネードがあります。クラーク・キーから出発するクルーズ船は、川を右岸沿いにマリーナベイまで下って行き、湾を反時計回りに回った後は上流へと向かい、再びもとの場所に戻って来る40分のコースです。


それにしてもさすがはシンガポール最大の繁華街、もうネオンきらきらで賑やかだし、リバークルーズなんかやめて、ここで飲みあかしちゃおうかな?と思ってしまいます。しかし何とか誘惑に打ち克ち、リバークルーズの受付に来ました。大人25ドル、子供(3歳~12歳)15ドルと書いてあります。なお、大人38ドル(子供22ドル)出せば、マリーナベイサンズのレーザー光線&噴水ショーつきのスペシャルコースもあります。しかし今回我々はクルーズ船を途中で降り、シンガポール・フライヤーという大観覧車に乗ろうという、少々邪道なプランを立てていたので、通常のコースを選択。


ロープの張られた船着き場でしばらく待たされた後、バムボートと呼ばれる昔ながらの木造船に乗り込みます。クルーズ船は右側通行なので、景色をより近くで楽しみたいなら右舷に座るのが正解、なおかつ船体後部の屋根の無いデッキ席に座れればラッキーですね。

クルーズ船の乗り場とコースはこちら:Singapore River Experience 公式サイト(英語) 〕 注:新しいタブが開きます。

リバーサイド・ポイント ザ・フラトン・ホテル・シンガポール

クルーズ船は電動なのでしょう、音もなく船着場を離れ川面を滑って行きます。昔ながらのポンポン船みたいな風情は、このような環境立国では望むべくもありません。まずは船着場のあるリード・ブリッジをくぐり、繁華街の中心地リバーサイド・ポイントに出ました。ここには初日にチリクラブを食べた、「ジャンボシーフード」というレストランの別店舗も入っています。さらにいくつもの橋をくぐると、先ほど歩いてきたボートキー・プロムナードという、オープンレストランの立ち並ぶ通りに出ました。


Night view of the Singapore skyline and Boat Quay with bumboats in the Singapore River.
(写真提供/シンガポール政府観光局 様)


背後には先ほど絶景ディナーを楽しんだUOBプラザを始め、超高層ビル群がそびえ立っていて壮観です。前方のテレビ画面では、なにやら英語の解説を流していますが誰も聞いちゃいません。ちなみにここの対岸には、ラッフルズ卿上陸記念碑の像があると聞いていたのですが、上ばかり見ていたのでつい見落としました。しばらく行くとコロニアル調のお洒落な建物が見えて来ました。老舗ホテルとして有名な、フラトン・ホテルです。ここを過ぎるといよいよマリーナベイへと突入、お昼に見に行ったマーライオンと再会します。

マーライオン公園 ワン・フラトン

◇ マリーナベイ ◇

ここはマーライオンを唯一正面から見ることの出来る絶景ポイント!ということですが、やっぱりマーライオンは横から見たほうが絵になるなあ..。マーライオンを過ぎると、またしてもフラトンのロゴが目に入って来ました。ここら一帯は「フラトン・ヘリテージ」というところが牛耳っている地区で、ワン・フラトン(ショッピング&ダイニング)や、ウォーターボート・ハウス(おみやげ屋)、姉妹ホテルのフラトン・ベイホテルなど、計6つの施設があります。

ザ・フラトン・ベイ・ホテル・シンガポール ダウンタウンの高層ビル群

フラトン・ベイホテルを過ぎると、間もなくダウンタウンに建つ高層ビル群が見えて来ました。商業地区に建っているのは、マリーナ・ベイ・ファイナンシャル・センター。それに隣接してマリーナベイ・レジデンスや、ザ・セイル・アット・マリーナベイといった、高級コンドミニアムが建っています。家賃?不動産サイトによると、大ざっぱに言って月に5,000~6,000S$.くらいだそうです。眺めは最高だろうけど、ちょっと我々ふたりには縁の無さそうな世界かな。


さて、クルーズ船は間もなくマリーナベイサンズのお膝元、「ベイフロント・サウス」という船着場に到着しました。もう一つ先の「プロムナード」という船着場なら、シンガポール・フライヤーまでは目と鼻の先だったのですが、係の人に確認したところ、「ウチはそこには寄らんけんね!」との事。かなり距離がありそうだけど、仕方なくここで下船することにします。船から降りた我々の目の前には、巨大なショッピングモールが立ちはだかっています。マリーナベイサンズに隣接する、「ショップス・アット・マリーナベイサンズ」です。

つづく

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