2月24日 ダイビング


時に起床。荷物をまとめて外に出し、朝食を食べに行った。ロビーでラマツアーズのスアスタさん、ウィヨノさんと合流。ニョーボ河野は仕事で、スアスタさんとホテル、結婚式場巡りである(左写真)。ま、本人はこれも楽しいと言っていたが・・・。一方ダンナ河野の方は念願のダイビング。しかもウィヨノさんが、車でダイビングショップと今日から泊まる次の宿泊地への送迎をしてくれるという、至れり尽せり状態である。

ふた手に別れ、スーツケースなどの大きな荷物はダンナ河野側の車に積み、ダイビングショップへ出発。着いたところはヌサドゥア北部ブノア半島(地図)にある、ブノア・マリン・レクリエーションという総合マリンスポーツセンターである。ここで2ダイブのファンダイビングを申込み、ウィヨノさんと別れて、車でさらにブノア半島先端のBMRダイビングセンターというところへ向かった。ここは砂浜に面したダイビングショップで、初心者用の練習プールも設置されている。お隣には中国の寺院があって、お経のような声が聞こえてくる。

お腹を引っ込めているのだ!

日本からはマスクしか持っていかなかったので、ウエットスーツなどサイズが合うのがあるか心配だった。しかし、バリ島というところは大男のオーストラリア人が数多く遊びに来るところなので、サイズなどいくらでもあるのだ。ダンナ河野の体形をひと目見たスタッフは、極めて的確にサイズを判断し、着るのが楽な半袖両面ジャージのウエットスーツと、ブーツタイプのフィンを用意してくれた。また、「水中カメラは持ってきたのか?」と聞かれたので、無いと答えると、「写るんです」のようなインスタントカメラを防水プラスチックケースで覆ったものを持ってきた。これは本来は5mまでの防水だが、経験上15mくらいは大丈夫とのことだったので、30ドルでこれを買って海に持っていくことにした(このページの水中写真はすべてこのカメラで撮ったもの)。
 
今回私のほかに客は無く、タテさんという名のとても明るくて感じの良いインストラクターと2人で潜ることになった。タテさんは日本語を話せるが、あまり得意ではないらしい。「お名前は?」と聞かれて「河野でーす」と答えると、「コーノデース」と復唱するので、「です」は名前には含まれていないことをどう説明して良いか悩む。タテさんはまず近くの砂浜にチャナンのお供え物をし、線香に火をつけた後(左写真)、船へと向かう。屋根付きの小型船には、既にレギュレーターとBCのセットされた200気圧の14gタンクと、ウエイトベルトが用意されていた。水深が浅いので、ウエイトは6sつけていくことにする。タテさんの話では、現在、雨季なので透明度は良いかどうか判らないとのことだった。

お供えをするのだ! 屋根付きの船なのだ!

15分少々で最初のポイントについた。ジャイアントストライド(前方へ脚から飛び込む)で水中に入る。ウエイトはちょうど良く、快適な中性浮力だ。海は細かな浮遊物のせいで透明度は今ひとつ。餌付け用のパンを袋から出すと、すぐに魚が寄ってきた(左写真)。タテさんは景気良くばらまくので、大量に魚が寄ってきて(下写真)、そのうち包囲されて写真も撮れなくなった。

魚の群れから開放されて並んで泳いでいると、前方から3名のダイバーチームが近づいてきた。手を振って彼らと別れ先に進むと、アジに黄色い色をつけたような魚群と遭遇。海底には、ところどころ斑点のある真っ黒なタコや、砂から顔を出しているアナゴ、イソギンチャクとクマノミの共生する姿などが見られた。また、海底に沈むオリの中を泳ぐ巨大フグや、ツバメウオの群れなどもいた。潜水時間は31分、最大水深15.4m、平均水深10.6m、水温29℃だった。 

魚が寄ってくるのだ! まわりが見えないほど寄ってくるのだ!

浮上して船に上がると、タテさんと一緒に屋根に登って寝転び、日光浴をしながら世間話をした。2本目では運がよければサメ(といってもかなり小さいもの)が見られることもあるらしい。ただ、ここはダイビングスポットとしてはナンバー6くらいで、バリ本島よりもむしろ周囲の島(よく聞き取れなかったがムンジャンガン、レンボンガン、ペニダなどのことか・・・)の方が面白いらしい。
 
休憩を終えて水中に入ると、ブダイかベラの一種が歯をガチガチと噛み合わせてケンカしている姿に出くわした。それから日本でも見かけるゴンズイの幼魚の群れ(ゴンズイ玉)もいた。しばらく進むと保護色の変な物体(左写真)が浮遊しているので、両手でそっと掴もうとすると、それは大きなコウイカの仲間らしく、さっと黒く変色して猛スピードで去っていった(右写真)。タテさんは先ほどタコを見かけたときと同様に、手をBCのポケットに突っ込む真似をして、「持って帰って食おう」とジョークを飛ばす。

イカなのだ! 逃げたのだ!

本目の潜水時間は43分、最大水深13.4m、平均水深10.1m、水温29℃。魚と楽しく遊んだ、あっという間のダイビングだった。船から降りて着替えを済ませると、インドネシア風のサンドイッチとドリンクのお昼が出たので、空腹も手伝ってきれいに平らげた。タテさんとはここで握手をして別れ、また車で元のブノア・マリン・レクリエーションへ戻る。そして、ここで待機してくれているウィヨノさんと合流し、車で次の宿泊地マヤ・ウブド・リゾートへ向かった。

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