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海外挙式&旅行体験記 

VOL.42 ドイツ周遊&アムステルダム〜10日間の旅なのだ!

3日目  ケルンへ

5時に起床。6時から朝食を取り、7:44発のICE(高速列車)でライン川下りをする為マインツへ向います。今日から予め日本で購入しておいたジャーマン・ベネルクスパスを使用し鉄道の旅が始まります。少し早めに駅のインフォメーションでヴァリデーションという手続きをしました。予定の列車に乗り、無事マインツへ到着。乗船場までそんなに長い距離とも知らず、且つ時間もかなり在ったので街の雰囲気も味わいたく、いつもの様に歩き出しました。ガイドブックの地図を頼りに。しかし、乗船場は遠かった〜。時間ギリギリ。最後は5年以上昔に経験したきりのダッシュ。乗船場近くでは賑やかに朝市が開かれています。その中を猛ダッシュです。間に合った!!!喜びも束の間。目がけて行ったその船は、違う船。哀しくもたった今、目的の船は出航していきました。



もの凄い勢いで来た日本人が一瞬にして落胆したその姿。そこに居た乗船係の方は同情してしまったのでしょう。「同じ船に乗る方法」を親切に丁寧にゆっくりと英語で説明してくれました。親切なその方に勇気付けられ、私達は駅を目指しました。もくもくと、勿論徒歩で。近道をしようと大した勘も無いのに、始めて来た知らない街を、あえて来た道と違う道を使い歩き続けました。気付けば凄い坂を昇っていました。街の雰囲気を味わうどころじゃ在りません。黙々と前へ前へ。行きの1.5倍の時間をかけ、駅に到着。その間、相方は黙ってついてきたのでした(アッパレです)。時刻表を見ると、目指す駅行きの電車は1時間後。どう考えてもライン川下り観光は、不可能と解りました。

気持ち新たにそのままケルンへ直行〜! マインツからケルンへはIC(特急)で約1時間半。まあ、船からのライン川下りは出来なかったけど、電車から眺められるし、考えてみたらず〜っと前ちょっことドイツ来た時ライン川下りしたから今回はいいか、なんて。しかし、この電車での移動が凄く楽しい時間になったのです。と、言うのは私達の隣に後から来て座った人。この人が凄くよい人で、英語の解らない私達に熱心に辛抱強く話しかけてくれたのです。彼は、ギニア生まれのドイツ人。これからブレーメンに居るお子さん(学校が夏休みになったので)を迎えに行く途中との事。奥さんは生粋のドイツ人で今回はお留守番だそうです。言語は母国語がフランス語で今はドイツ語。英語が少々。私達が英語を殆ど話せないのに、単語とジェスチャーとで一生懸命コミュニケーションを取ってくれました。家族のことや仕事の事など。日本人とは殆ど接した事がなく、日本の事あまり知らないみたいでした。彼にとって日本語はカナリ難しい言語らしく、取得するのは20年あっても難しい…と。私のガイドブック覗き込みながら言っていました。特に文字、平仮名・カタカナ・漢字・アルファベットと使いこなす事が信じられないそうです。

ケルンまでの1時間半。とても有意義で楽しい時間でした。その人が「日本語でGuten Tag」は何というの?と聞いてきたので、「こんにちは」と教えました。発音が難しいらしく覚えにくいので持っていたPCに「CONNIZIWA」と入力し保存してました。そして私達も、ドイツ語の難しい“ウムラウト”の入った単語の発音です。ちょっとしたドイツ語教室です。英語が出来ない2人がココまでコミュニケーションがとれたなんて。お互いの伝えたい気持ちと理解したいという思いが強いと意思の疎通が出来るんですね。そして、もっと理解しあう為にも言葉の大切さも改めて実感しました。そんな感じでケルンに到着です。その人ともお別れ。最後に握手をしました。

ケルンに到着です。駅を出るとど〜んと大聖堂が!さすが世界遺産。凄い迫力です。内部は神聖な雰囲気が漂い気付けばかなり長い時間を過ごしました。一見の価値ありです。小腹が空いたので大聖堂の目の前のカフェに入りました。当然の如くドイツ語はちんぷんかんぷん。いくつかのメニューが写真で載ってたのでそれにしました。その時、あまりにも私達が長時間かけて悩んでいたので、隣に座ってたオバサンが「May I helo you〜?」と。私達は笑顔で「No Thank you」と、Dankeと答えました。でもその言葉と温かい気持ちがとても嬉しかったです。


ケルン、最高です。
もう一度来たい街です。その後、ケルン市街をプラプラし、再度大聖堂を観て、20:00 フランクフルトへ戻りました。

4日目  バンベルクとヴォルツブルクへ

6時起床。7時から朝食。8:18発のEC(ユーロシティ:国際特急)で途中ヴォルツブルクで乗り換え。ヴォルツブルク 9:43発RB(普通列車)で約70分。10:54バンベルク着。因みにバンベルクという町。あまりツアーでは訪れない小さな町なのですが、ココは実は世界遺産に登録されています。小ベニス地区と言う所なのですが漁師さんの家が連なっている運河沿い。イタリアのベニスと似ているという事でこう呼ばれているそうです。


さあ、今日も駅からは全て徒歩です。いわゆる観光の中心地までは駅から30分ほど歩きます。旧市街に入り、教会発見。ドアが開いていたので遠くからそっと覗いてみると今日は日曜日。ミサの最中です。厳粛な雰囲気。聞こえてくる賛美歌と神父様のお説教がなんとも言えず心地良いです。ミサ中なので長居はせず、旧市街をのんびり歩きます。たまたま一人旅できていた女性の方が、「バンベルグで日本人にあったの初めてです〜シャッター押しますよ〜」と。また親切な人に出会うことが出来ました。さて、バンベルグの大聖堂を目指します。大聖堂は坂の上。こちらもミサ中です。暫くするとミサが終わり中へ入りじっくりと観る事が出来ました。

バンベルクを楽しんだあとはヴォルツブルクへ向います。RE(快速電車)で1時間。

発車時刻まで時間があったので、駅のカフェで昼食にしました。ドイツに来ると私が必ず食べるパン。ブレッツェル(Brezel)。日本でもたまに見かけますが、全く違います。大きさもさることながら、このパンを作る上で欠かせないモノが、実は日本で食品添加物として認可されていないからです。だから風味が全く違うのですね。モチっとしてて噛み応えのある、ドイツのパン。私は大好きです!!

13:03ヴォルツブルク着。こちらはレジデンツ(簡単に言うと宮殿です)が世界遺産になっています。特に内部にあるフレスコ画が世界で一番大きいそうです。凄いです。さすがに。見る角度によって違う印象を受けるのがまた良かったです。レジデンツを見た後は、いつものように徒歩で町を楽しみます。ガイドブックに紹介されてる大聖堂や橋など。しかし、凄い雨でした。どしゃ降りです。それも急に。長くは続かないのですが。降った後は嘘のように晴れ渡ります。折りたたみ傘、大活躍です。ヴォルツブルクの観光はかなり急ぎ足でした。もっとゆっくり時間をかけて回りたい街です。

観光以外に凄く印象に残ったのは、ドイツの鉄道は自転車が乗せられるモノがあることです。だから、多くの人が自転車持ってあっちこっち旅してます。それに、噂には聞いてましたがドイツ人って旅好きなんだと実感しました。それも半端じゃない荷物を持って。民族大移動かと思わせるほどの大荷物を抱えた人々が主要駅ではごった返しています。時期が時期だけに(夏休みだから)と言うのもありますが。だから、こちらも大きな荷物を持って移動していても全く気になりませんでした。きっと日本じゃ迷惑がられちゃうでしょう。私がこの時思ったのは、旅好きの人が多いからきっと外国からのツーリストにも優しいのかなって(解釈が都合よすぎ?)。


18時半発のRB(普通電車)で所要70分。フランクフルトへ。20時50分、フランクフルト着。今日も歩きました。シャワーから上がると相方は既に夢の中でした。

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<ドイツ/フランクフルト〜オランダ/アムステルダムにて>
〜千葉県松戸市在住、谷口様ご一行〜

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