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☆ しまとく日記~「壱岐でうまかもんば食べてみんね!」の巻(前編) ☆

月のとある晴れた週末、玄界灘に浮かぶ長崎県壱岐島に行ってきました。今回は、プランニングツアーのニョーボ河野及びダンナ河野もお世話になっている「トラベル会」という、旅行関係者の団体が主催する研修旅行です。壱岐ツアーの旅行商品を下見、体験してこようという主旨のもと、女性3名、男性8名の総勢11名が集結しました。


今回ダンナ河野は、自由時間に近くの海で釣りをしようとの野望に燃えており、荷物が多くなるので港へは車で行く予定でした。でも参加メンバーの一覧を見ているうち、待てよ今回の旅行では「呑み」の比重が必然的に高くなるのでは?との懸念があったため、高いけどタクシーで博多港第2ターミナルへ行きました。

集合場所で
皆さんと合流後、フェリー「きずな」に乗り込み、開放的な2等客室に入ります。まもなくごく自然に円陣が作られたと思うと、刺盛りやおつまみにビール、焼酎などが手際よく並べられ、午前10時の酒盛りがはじまりました。お魚類は、フェリー乗り場に隣接するベイサイドプレイスの、「湾岸市場」という店で買ってきたばかりのもので、つやつやしています。


さて、我々2人は釣り道具のせいで、「どこの海外旅行に行くの?」と、からかわれるほどの大荷物。「イカを釣ってきて!」とか、「タイもいいな・・」などと、メンバーの皆さんの過分な期待と熱いエールを頂きながら、美味しい刺身をぱくつきます。

ちなみに壱岐は「アジング」が有名です。エギ(餌木)でイカを釣る「エギング」を知る人は、「アジングってアジを餌にしてイカを釣るんだろ?」と思っている人がいるらしいですが、そうではありません。アジングとはルアー(疑似餌)でアジを釣ることで、サビキ釣りでは考えられないような大型サイズを狙えるため、昨今とても人気があるのです。


しばらく飲んでいると、あ痛たた足がつった!どうもこういう平らな床や座敷は苦手かも。そこで焼酎コップを持参で甲板に避難し、足を伸ばしながら景色やトビウオの滑空などを眺めていると、他にも何人か外に出ている人がいたので、一緒に記念撮影などしながら楽しく過ごしました(逆光でいまいちうまく撮れん)。


さて、お昼を過ぎると、壱岐の島影と長~い堤防が見えてきました。いよいよ島の南西部、郷ノ浦港に到着です。壱岐航路は時間帯により、この郷ノ浦港に着く便と、島の東部にある芦辺港に着く便とがあります。また、船も他に「ジェットフォイル」という高速船があって、運航時間は半分ですが、運賃は約2倍となります。

今回、往路はのんびりと2時間20分かけてフェリーで来ました。フェリーはこの「きずな」と、相棒の「ちくし」が就航中。そうそう現在は、こういう船の運賃にも「燃料油価格変動調整金」、いわゆる燃油サーチャージが含まれているんですね。


壱岐の表玄関、郷ノ浦港に到着しました。船を降りて、シンプルに「IKI」とだけ書かれたフェリーターミナルを抜けると、たくさんの旅館やレンタカー屋さんが迎えに来ています。我々も現地お土産品店「あまごころ本舗」さんのお出迎えを受け、荷物をうんしょうんしょと運んで送迎バスに乗り込みました。


バスは一路島南東部、石田町の筒城(つつき)浜方面へ向かいます。壱岐は南北18キロ、東西15キロの島で、到着した南西部の郷ノ浦町から時計回りに、北西部の勝本町、芦辺町、石田町と続きます。

なお、観光タクシー屋さんの人気投票によると、人気スポットナンバー1は猿岩(郷ノ浦)で、2位/一支国(いきこく)博物館(芦辺と石田の境)、3位/男岳山(芦辺)、4位/焼酎工場見学、5位/はらほげ地蔵(芦辺)だそうです。勝本町の辰ノ島巡り遊覧やイルカパーク、郷ノ浦の「鬼の足跡」も人気があります。これから行く石田町は面積では最小ですが、日本でも有数の美しい海水浴場がいくつもあります。


壱岐では、かつて朝廷の牛車を引いていたという、歴史と伝統のある「壱岐牛」が有名です。壱岐牛ブランドは、神戸牛や松坂牛の元牛としても知られる黒毛和牛で、の美味しさの秘密は潮風によって運ばれるミネラル分の豊富なエサと、品質管理愛情により一頭一頭がていねいに育てられていることだそうです。


もちろん農業も盛んなので、道を走っていると水田や葉タバコ栽培の畑がいたるところに見られます。

中編/壱岐牛バーベキューへ
プランニングツアー

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