☆ ハイパー絶景ツアー in シンガポール ☆
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第9章 ホテル・ボスで生絞り体験

◇ ホテル・ボス-シンガポール ◇

リージェント・シンガポールを出てバスで走っていると、どことなく街の雰囲気が今までとは違う所に出ました。痛くないのかなあ?ところどころ歩道に、じかに寝転がって談笑している人々がいます。ここはリトルインディアというインド人街で、彼らは19世紀頃にインドから移民してきた人々の子孫です。インドもシンガポールと同様、当時はイギリスの植民地だったので、労働者としてこちらに移住してきたという歴史があります。



上写真はシンガポールで5つの路線を持つ地下鉄、MRT(Mass Rapid Transit)のリトル・インディア駅。この駅では、ノースイースト線とダウンタウン線という2路線の乗換えができます。われらの次なる目的地、ホテル・ボス-シンガポールは、このリトルインディア駅と、マレー系イスラム教徒の人達が住むアラブストリートとの間にありました。
 

5つ星のリージェントホテルに対し、ホテル・ボスは3つ星ホテルながら2015年にオープンしたばかりのぴっかぴかホテル。例によって中国語っぽく書くと、リージェントが「麗晶四季酒店」で、ホテル・ボスは「莊家大酒店」。いずれも頭に「新加坡(シンガポール)」がつきます。ホテル・ボスは1,500もの客室を持つ19階建ての大型ホテルで、ショッピング街も近く、眺望でいえばリージェントより上かもしれません。


高速Wi-Fi回線や、ケーブルチャンネル付きの40インチLEDテレビ、スカイテラスやアスレチックジムなど、客室や設備も最新鋭のものばかり。4階にはでっかいプールもありますが、天候のせいか人もまばらな様子。しかし実際にプールサイドに降りた瞬間、我々の目はあるモノの前で釘付けとなりました。



◇ i.JOOZ ◇

その名も「 i.JOOZ」、いわば「生絞りオレンジジュース自動販売機」とでもいうべきマシンです。中にはきれいに洗浄され、粒の揃ったオレンジがたくさん並んでいます。まず、機械に1ドル硬貨2枚、もしくは2ドル紙幣1枚を入れます。日本の缶ジュース並みの値段ですが、発行時期の古いお金だと受け付けてくれないので要注意。


お金を入れると、上の段に入っていたオレンジがころころと転がって下に降りてきます。下の段にはオレンジの形に半球状にくりぬかれた凹型のローラーと、やはり半球状の突起が3つついた凸型のローラーがあります。転がり落ちてきたオレンジはまず、二つの凹型ローラーにはさまれ、ローラーの内向き回転とともに二つ切断されます。

 

切断されたオレンジは、それぞれ2つの凹型ローラーに捕らえられたまま、その切断面を凸型ローラーが回転しながら押さえつけます。するとオレンジが絞られ、果汁がほとばしるという仕組み。一見単純な構造のようですが、オレンジを無駄なく絞るための緻密な計算が感じられます。

i.JOOZ Fresh Orange Juice Vending Machine 〕 注:音声が出て、新しいタブで動画が開きます。


紙コップに注がれた生絞りジュースは、自動的にフタがされて出てきます。絞りたてで新鮮そのもののオレンジジュースはまさに絶品、渇いた喉の奥をさわやかな風が吹き抜けていくようです。みな口々に「日本にもあったらなあ・・」などと言いながら、お金を入れていきます。ガイドのデイジーさんは、この機械の存在は知っていたものの飲んだことは無かったらしく、「おいしいわネ~!」と感激していました。


もっともこの機械はその構造上、一杯のジュースを作るまでに時間が1分近くかかります。全員が飲み終える頃には、出発がかなり遅くなってしまいました。現在の時刻は16:30、いったんホテルに戻り、夕食会場に出発する集合時間までしばらく休憩します。



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