☆ ハイパー絶景ツアー in シンガポール ☆
SINGAPORE, OUR CITY IN A GARDEN

第5章 みどりのSFガーデン 〔OCBC スカイウェイ編〕

◇ 入国審査のトラウマ ◇

クラウドフォレストを出ると、すぐ近くに売店がありました。ここはコンサバトリー・ギフトショップといって、同園には他にアライバル・ギフトショップ、キャノピー・ギフトショップなどの店があります。店内ではTシャツやぬいぐるみ、バッグ、ハーブティー、お菓子、絵葉書などのおみやげ品のほか、各種観葉植物や押し花グッズ、おしゃれな木製フレーム、スケッチブック、植物関係の書籍などが販売されています。


ゆっくり店内を見て回りたかったのですが、クラウドフォレストで予想以上に時間を使ってしまったので、集合時間まであまり余裕がありません。そこですぐに次のOCBCスカイウェイへ行くことにします。ところが到着してみると、入口付近には長蛇の列。一瞬「あきらめようかな?」、という考えが頭をよぎりました。というのも我々には、シンガポール入国時に他の人たちを待たせてしまった、という「前科」があるからです。実は空港で入国審査待ちをしていた際、我々の並んだ列の係員がちょうど交代時間と重なったのです。

 
係員の交代などすぐに済むだろうと思っていたのですが、その「交代の儀」がいつまでも終わらず、列が進みません(右下写真)。隣の列に移れば良かったのでしょうが、我々はかなりこの列の前方まで来ていたので、せっかく今まで築いてきたこの地位?を捨てて一からやり直そうという勇気が持てなかったのでした。その結果、迎えに来てくれた現地ランドオペレーターさんを待たせたあげく、参加メンバーの方々には「別室に連れて行かれたのかと思った」などと、ご心配をおかけしてしまったのです

チャンギ国際空港にて(良い子の皆さんは入国審査時に、みだりに写真撮影などしてはいけません)

恐縮しまくりの我々としては、集合時間に再び遅れることなど二度と許されません。とはいえ、ここまで来たのに行かないのは、いかにももったいない。「考えろ、考えるんだ!」と、往年のTVドラマ「冒険野郎マクガイバー」のように、自分に言い聞かせます。OCBCスカイウェイはその構造上、強度・力学的に定員が限られているはず。その証拠に係のお兄さんが、さっきから無線で連絡を取り合いながら、入場客の調整をしています。実際に計ってみると、1分おきに8~10名程度の人数を入れています。よし!これなら何とか大丈夫、十分時間に間に合いそうです。それにしても暑いなあ、さっきまで快適な室温の冷温室にいたせいか、よけいに外の暑さがこたえます。


View of the Supertrees and OCBC Skyway - Fisheye Effect (写真提供/シンガポール政府観光局 様)

◇ 華僑銀行空中走道 ◇

やっとのことで我々の順番が回って来ました。全長128m、高さ22mのOCBCスカイウェイは、吊橋なので下から見上げても柱のようなものは見当たりません。エレベーターで一気に上まで登ると、たくさんのワイヤーで吊られた歩道は、クラウドフォレスト同様に工場の連絡通路のような下が透けて見える金網で造られており、さらなるスリル感を演出してくれています。

 
天気は今ひとつでしたが、先ほどの暑さを吹き飛ばすような、さわやかな風に吹かれながら見事な眺望を楽しむことができました。マリーナベイ地区ではやはり、この旅行記の各章でほぼ皆勤賞のように登場するマリーナベイサンズ、そして世界最大規模の観覧車、シンガポールフライヤーが目に入ります。

 
樹高25m~50mのスーパーツリーグローブも、この高さから見るとまた違った迫力があります。さて、OCBCスカイウェイでは、思ったほど時間がかかりませんでしたので、集合時間までにはもう少し余裕がありそうです。そこで、ビジターセンター近くにある、アライバル・ギフトショップの中に入ってみました。

 
ここでは下写真のような、もろに「そのまんま」なオリジナルグッズを購入しました。表?にはガーデンズ・バイ・ザ・ベイの文字と、スーパーツリーグローブ、フラワードーム、クラウドフォレストが彫られています。真ん中の赤トンボは、今回時間が無くて行けなかった「ドラゴンフライレイク」という湖にある、6m×5mのトンボの彫刻を表しています。反対側にはシティ・イン・ア・ガーデンの文字と、マリーナベイを代表する建物群が集められています。


ところで、これは一体何に使うものなのでしょう?価格は15シンガポールドルなので、約1,300円くらい。表と裏はそれぞれ別な2枚の金属板で構成され、間には1cm程度のすき間が空いて、底板で連結されています。ニョーボ河野は「ナプキン立てじゃないの?」と言っていましたが、あとでレシートを見たらネームカードホルダー(名刺立て)でした。ちなみにわが家ではしばらくの間、何となく使いにくいコーヒーフィルター立てとして働いていました。その後ニョーボ河野に奪われてしまい、現在はプランニングツアーで、本来の用途である名刺立てとして活用されています。

 
さて、買い物を済ませ、無事時間内に集合地点に戻ることができましたが、メンバーが全員揃っているのにバスが来ていません。実はこの場所に駐車していると、すぐに係の人がやって来て追い出されてしまうので、現在バスは別な場所で待機中とのこと。そこで、ガイドのデイジーさんが携帯で呼び寄せる間、われら一行も再び炎天下で待機します。待つ時間てのは長いなあ・・。ようやくバスが到着し、半ば指定席のようになった前方左側の席にどかどかと乗り込むと、涼しい車内で生き返ったような心地になります。ガーデンズ・バイ・ザ・ベイとも、いよいよここでお別れとなりました。次なる目的地はシンガポールを代表する名スポット、あのマーライオン公園です。

Gardens by the Bay -Singapore (YouTube動画):mydestinationvideo 〕 注:音声が出て、新しいタブで動画が開きます。



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