特別企画! THE WAY TO DUBAI
ドバイへの道〜現地渡航編


14章 Al Muntaha 〜頂点を極める

2006年のWorld Travel Awards(旅行業界のアカデミー賞)において、バージュ・アル・アラブは世界一のホテル、つまり World's Leading Hotel として表彰されました。この賞ではほかにもビジネスホテルの部でエミレーツタワー、会議場やリゾートの部でワールド・トレード・センターやマディナ・ジュメイラ、ファーストクラス・エアラインの部でエミレーツ航空が1位に輝いています。

◇ アル・マハラ ◇

、果物などを食べて簡単な朝食を済ませ、バージュ・アル・アラブのホテル内探索に出かけることにしました。何しろ巨大なこのホテル、一泊しかしていないのでエントランスと部屋の中くらいしか見ていません。まずは荷造りをすませておこうということで、さっそく荷物を詰め込みます。ダンナ河野がエルメスのアメニティをはじめ、BAAオリジナル手提げバッグからビーチサンダル、お菓子の箱に至るまで、有料の物以外すべてをがめつくお持ち帰りにしたため、スーツケースはぱんぱんではちきれんばかりになりました。

潜水艦エレベーター入口 竜宮城へようこそ! お金を持ってまた来てね

何とか荷造りを終え、ロビーに降りて海底レストラン「アル・マハラ」を目指します。このきんきら扉の向こうが専用エレベーターの入り口と思われます。アル・マハラへは、この内部が潜水艦を模したエレベーターに乗ってゆっくりと降りていくのですが、レストラン予約客でない我々はもちろん乗れません。そこで別ルートで下まで降り、アル・マハラの入口まで来ました。別名を「Oyster Shell−牡蠣(カキ)の殻」と呼ばれるこのレストランには、金色のトンネルの向こう側にたくさんの魚が泳ぐ楕円形の巨大水槽があり、その周囲にテーブルが並んでいます。やはり No Photo(写真撮影禁止)と大きく書かれているので、外側からこっそり写真を撮り、またロビーに戻りました。

白人セレブなのだ 水がとてもきれいです 輪っかじゃないけど浮き輪です

ホテルの外に出て周囲を散策します、露天風呂みたいに岩で覆われたきれいなプールがあり、「飛び込むな」と書いてあります。アル・カサルの時と同様、棒状の浮き輪を持ち、真っ黒に日焼けしたライフガードが見張っています。ここからは昨日行ったレストラン「マリーナ」やジュメイラビーチ・ホテルなどが見えて、なかなかの絶景です。BAAの後ろに回って見上げると、あらためてそのスケールの大きさに驚かされます。頂上付近に食い込んだナタのような構造物が展望レストラン「アル・ムンタハ」と「スカイビュー」です。おそらくは力学的にも計算されて十分な強度を備えた設計なのでしょうが、とにかくもう今にも落ちてきそうなきわどいデザインをしています。

ジュメイラビーチ・ホテル アル・ムンタハ&スカイビュー

◇ アッサワン・スパ ◇

びホテルの中に戻りました。ホテル内には高価なブランド品の店や宝石店、美術品のお店も並んでいます。お次はエレベーターに乗って、18階のアッサワン・スパ&ヘルスクラブを見に行きました。信じられないような色使いのエントランスがあって、ダンナ河野は長いこと、このド派手エントランスがBAAのフロントだろうと勘違いしていました(出発準備編第1章を参照)。ここももちろん撮影禁止、ニョーボ河野は受付に行き予約するフリをして情報収集(いえ、予約取れるならホントに行きますが)に努めます。ダンナ河野はそのスキにこっそり写真を撮っていましたが、受付のキツそうなおばさんに見つかって「No Photo!」と怒られ、すごすごと退散しました。

アッサワン・スパ&ヘルスクラブのエントランス 写真はダメよ!

◇ スカイビュー ◇

て再びエレベーターに乗り、いよいよ最上階の27階にやって来ました。この辺がヘリポートかな〜?と探していると、どこからともなく現れた係のお兄さんから「ご用は何でしょう?」と静かに聞かれました。ニョーボ河野が「ヘリポート見たいんですけど!」と正直に聞くと、彼は「ソーリー、それは許されていないのですよマム」と静かに断るのでした。しかたがないのでヘリポートはあきらめ、反対側にあるレストランを見に行きます。「頂上」とか「究極」を意味するレストラン「アル・ムンタハ」、むろんそれは値段にも反映されていますので、我々はこの隣の「スカイビュー」というラウンジに入りました。ここでは、とても感じの良いお姉さんが親切に案内してくれました。アル・ムンタハとスカイビューは、「何だかなぁ・・・」という色使いの天井でつながっており、グランドピアノで仕切られているだけなので、内装はほとんど変わりません。アル・ムンタハは現在改装中のようで、業者の人が何人も出入りしていました。

ポット付き 白いピアノの向こうがアル・ムンタハ ジュメイラビーチ・ホテル

席についてコーヒーセットを2人分注文しました。Dhs 60(1,900円くらい)もしましたが、世界最高峰のホテル展望台入場料と思えばそう高くはないかもしれません。おいしいコーヒーを飲みながら、ゆっくりと外の景色を眺め…というのはウソで、店内ではお客さんが窓に集まって写真やビデオを夢中で撮っているので、こちらも便乗して窓に張り付きます。もっともこれは時間帯が午前11時くらいだったから許されたのでしょう。スカイビュー側のザ・ワールドはあまりはっきり見えませんでしたが、アル・ムンタハ側のザ・パーム・ジュメイラは比較的良く見えました。ザ・パームはあまりにも巨大なので地上からは何が何だかわかりませんが、この高さから見るとヤシの木状に広がる島々が何とか見てとれます。

シューマッハが島の一部をシェイク・モハメッド首長からプレゼントされたという ザ・ワールド
世界8不思議〜月からも見える? ザ・パーム・ジュメイラ

そうこうしているうちにあっという間にチェックアウトの時間となりました。このホテルの隠れた名物、シースルーの超高速展望エレベーターで一気に下まで降り、レセプションで手続きを済ませて荷物を運んでもらいます。あっという間のバージュ・アル・アラブともこれでお別れ(※)となりました、ダンナ河野は何度も後ろを振り向きながら別れを惜しんでいます。そして我々を乗せた車は先ほど上空から眺めたザ・パームのすぐ近く、ワン&オンリー・ロイヤルミラージュ・ドバイへ向かって走り始めました。


※今回我々の果たせなかった、BAA3強「アル・マハラ」、「アッサワン・スパ」、「アル・ムンタハ」体験については、お客様から頂いた旅日記「特別編 ドバイ旅日記〜非日常的時間への旅」を参照。

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