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☆ 弾丸ツアー in バンコク~世界一な夜景の旅! ☆

第9章 シロッコ & スカイバー(後編)

ロッコやスカイバーは最上階という言われ方をすることが多いですが、上には上があります。まず先ほど通ってきたディスティルというバーが1階上にあり、上質のカキやキャビアを味わえるオイスターバーや、キューバ産の葉巻が楽しめる屋外のシガーテラスが有名です。その上の65階には、双子のシェフが話題のメッツァルーナというメインレストラン。ここは映画「ハングオーバー2」で、主人公たちが謎の鍵を握る男に、呼び出されるシーンで使われていました。そして67階には、天井がそのままドーム屋根で、360°の眺望を楽しめる、ザ・ステート・ルームという宴会場があります。


View from Sky Bar at night/Lebua At State Tower, Bangkok

◇ 天空のレストラン ◇

しばしぼう然と夜景に見とれた後、ライトアップされた階段へ案内されました。思わず「下を見ちゃイカン!・・でも見ないと危険・・」と、矛盾したことを口走りたくなるような、開放感のありすぎる階段が広がっています。「ハングオーバー2」では、シロッコを舞台とした捕物シーンの後、主人公たちが絶望のあまり座り込むのがこの階段でした。おっかなびっくりで1フロア分降りると噴水があり、キャンドルの灯るテーブルが生垣に囲まれて並んでいます。このエリアがオープンエアのレストラン、シロッコに当たります。シロッコとは、初夏にアフリカから地中海を越えてイタリアに吹く季節風のことで、その名の通り地中海料理のレストランです。



バンコクを代表するような人気スポットで、150の座席はすぐに満席になってしまうから予約は必須。ちなみに、シロッコとブリーズは7歳以上、メッツァルーナは12歳以上であれば子供も入れますが、子供にもドレスコードが適用されるので要注意。また、スカイバーやディスティル、オーシャン52などは本来バーだから、未成年(20歳未満)は入れません。ところで、雨が降ったらどうするんだ?と疑問に思うでしょうが、その際は67階のザ・ステート・ルームや、ドーム内のほかのレストランに席が用意されるそうです。

 〔 360°ツアーはこちら (公式サイト/英語) 〕(新しいタブが開きます。右の列上から2番目がSirocco & Sky Bar)



金ぴかドームの屋根の基部には、上向きの照明器具が等間隔で設置され、自らをライトアップしています。大ざっぱにいうと、このフロアはドーム外周の一部を弧とする扇形をしています。ドームに向かって左側が、先ほど降りてきた階段で、右側にはジャズバンドの生演奏が行われる円いステージがあります。階段やレストラン方面は撮影禁止で、ダンナ河野はすぐに黒服兄ちゃんから、「 Excuse me, sir..(失礼ですが) 」と、注意されました。しかし彼らはあまりにも多勢に無勢、多くの観光客は好き放題に撮りまくっています。


◇ スカイバー ◇

スカイバーは扇形をしたこのフロアの頂点、すなわち先端部に位置しており、シロッコとはあまり別な店という感じはありません。小さなバーカウンターがあり、欧米人を中心にすごい数の観光客で賑わっています。周囲はガラス張りの頼りない高さの手すりがあるだけで、断崖絶壁にいるような雰囲気です。今回はカメラを夜景モードにするのを忘れたのと、撮影技術のせいでなかなか綺麗に写真が撮れません。何枚かの写真は、「タイランドハイパーリンクス」さんという、タイ旅行やタイ生活のポータルサイトの、著作権フリー画像を使わせていただきました。このページをお借りして、お礼申し上げます。


人が多いせいでスカイバーのカウンターは形がわかりにくいですが、視力検査で使われるランドルト氏環のような、切れ込みの入ったリング状をしています。カウンターは、時間とともに七色に変化してとても幻想的。映画「ハングオーバー2」のキャストのために作られたという、「Hangovertinis」というカクテルが有名ですが、一杯600Bも取られるらしい。ただ、ここは店というよりもドリンクコーナーといったイメージで、結局我々は何も注文しませんでしたが、特にとがめられることもありませんでした。

人が少ないときの画像はこちら:The Dome at lebua 〕(新しいタブが開きます。)

さて、スカイバーの外側にある手すりギリギリに立つと、さらなる圧倒的なスケールで夜景が迫ってきます。スカイバーは、昼間に行ったブリーズとはほぼ反対向きにあるため、我々の部屋と同様に南を向いており、部屋からの視界よりも、かなり広範囲を見渡すことができます。



昼間はかすんでいて良く見えませんでしたが、鮮やかなオレンジ色に光る第二高速道路が、その先で第一高速道路と、T字路のように合流しています。例のゴーストタワーも右手に見え、BTSシーロム線やサトーン通り、キング・タクシン橋も、昼間とはまた違った表情を見せています。大きく曲がりくねったチャオプラヤー川沿いに建つ高層ホテル群は、ブリーズからしか見えなかった上流の景色も望むことができました。



夜景をしっかりと目に焼き付けて部屋に戻ると、いつの間に冷蔵庫の中身が増えています。 スーパードライにハイネケン、シンハービールが、「お飲み!」とばかりに並んでいます。しかし無料なのはソフトドリンクだけのはずだからこれはワナだ、というわけでスプライトを飲んで我慢。今回は朝から飲み続けており、酔っ払っていて危険なので、せっかくの豪華なバスタブは使わずに、シャワーで済ませました。備え付けのドライヤーは、どういうわけか部屋限定なので洗面所では使えず、少々不便です。明日の観光に備え、早めにベッドに入りました。



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