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☆ 弾丸ツアー in バンコク~世界一な夜景の旅! ☆

第4章 タワー クラブ リバービュー スイート

ンコク中心部を流れるチャオプラヤー川。地理の授業では「メナム川」と習ったように記憶していますが、もともと「メナム」は川のことだから、これでは「川川」となってしまうので間違いです。リバービュー スイートからは、このチャオプラヤー川を一望することができます。一望ついでにリバーサイドに立ち並ぶ、ペニンシュラやマンダリン、シャングリ・ラといった高級ホテル群を見下ろしてやりましょう。どうせここより高いのは、タイ国最高峰のバイヨーク スカイ ホテル(88階・304m)だけ・・と思っていたら、対岸にものすごい高さのビルが建っています。これは、「ザ・リバー」という高級コンドミニアム(74階・258m)で、3位のわれらがルブア アット ステート タワー(68階・247m)を超える、タイで2番目に高いビル。


"The River" South Tower/View from Tower Club at Lebua (58th floor)

◇ ステートタワーにチェックイン ◇

ホテルに到着した我々は、わき道のようなところをずんずんと歩いていって、ドアボーイに迎えられました。興行収入5億ドル超のメガヒット映画、「ハングオーバー2」のロケ地として有名なこのホテル。作品中には、主人公たちがこの入口から入ってロビーを歩くシーンも登場します。フロントはこの規模のホテルにしては、かなり小ぢんまりとしていて、これで仕事が回るのか?という印象です。実はルブア アット ステート タワーは、「ステートタワーにあるルブアホテル」というような意味。つまりステートタワー自体は複合ビルなので、ホテルやレストランだけでなく、分譲マンションやサービスアパートメント(家具つき住居)、オフィス、小売部門なども入っているのです。


 〔ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える 「予告編」 〕(注:音声が出て新しいタブが開きます。)


マンション住人などが使用する出入口は、ホテルとは別にあるのでしょう。通常こういうホテルの宿泊客は、送迎車両やタクシーで来るから、珍しく徒歩で現れた我々の荷物が、ひったくるように持っていかれたのも、そのへんが理由かもしれません。ちなみにステートタワーは細長いビルではなく、下層階はかなり大きいので、きれいな店も汚い店も入っています。総床面積は 300,000 平方メートルもあって、単独のビルとしては東南アジア最大だとか。

このホテルのレビューを見ると、「チェックイン時に30分も待たされた」という話がいくつか見られたので、少々心配していたのですが、結構スムーズに5分くらいで完了しました。ほどなく若い女性コンシェルジュが、我々をエレベーターに案内してくれました。タワー クラブ アット ルブア宿泊客限定の、高層階専用きんきらエレベーターに乗ると、1階とM階以外は51階から64階までの表示しかありません。M階というのは、朝食会場の Cafe Mozu というレストラン&バーのあるフロア(Mozu floor/13階)で、この階にはフィットネスセンターやプール、スパ施設などもあります


なまりの強い英語を話す彼女の説明によると、我々の部屋は何と58階とのこと。高層階タワークラブ(51階~59階)の中でも、かなり上の方です。タワークラブ宿泊客は、52階のクラブラウンジ(6:00~18:00)を無料で利用できます。ただ、クラブラウンジにはドレスコードがあります。ニョーボ河野が「今の格好で良いか?」と尋ねると、コンシェルジュ嬢は、頭のてっぺんからつま先までしげしげとチェックした後、「No problem ! (大丈夫)」と太鼓判。


◇ タワークラブ リバービュー スイート ◇

我々を乗せたエレベーターは、階数表示をテキトーに飛ばしながら、高速で上がっていきます。やがて動きが徐々に緩やかになってきて、まもなく58階に停止しました。コンシェルジュ嬢は廊下を少し歩いて5803号室で立ち止まり、ドアにカードキーをさしこみます。すると、緑のライトが点灯してドアが開きました。66平方メートルのリバー ビュー スイートは、板張りで入口からバルコニーまで、一直線の長い通路でつながっています。入口から入ってすぐ左には、カーペット敷きのかなり余裕のある造りのリビングルームがあり、その先には左側にバスルーム、右側にはキッチンとクローゼットがあります。



バスルームは大理石張りの広々とした造りで、幅広バスタブとガラス張りのシャワーブースが洗面所をはさんで分かれており、シャワーブースの隣にトイレがあります。アメニティは、イタリアのACCA KAPPAというブランド。バスルームとキッチンには、それぞれ2本ずつのミネラルウォーターが置かれています。バスルームの扉は、巨大な2枚の引き戸を中央で合わせて施錠するようになっているので、「ちょっとトイレに行きたい」というときには不便かもしれません。


トイレの左側には銀色のシャワーホースがついています。これは日本風に言うと、「手動式ウォシュレット」。手動レバーを押して洗い流したい部分に水流を当て、もう一方の手で洗うというものです。タイにはもともとインドのように、水を使って左手でお尻を洗うという習慣があるので、デパートやホテルのトイレにはよくこの装置がついています。ある程度長期滞在するなら使ってみたいけど、今回は一泊だからいいや。


キッチンには電子レンジと冷蔵庫のミニバー、コンロにネスプレッソコーヒーマシンがあり、食器棚にはお茶セットやグラスが並んでいます。ミニバーのソフトドリンクは無料で、毎日補充されます。ちなみに日本人宿泊客の部屋には毎朝、日本語の新聞が配達されます。


バルコニー手前左側がベッドルームで、かなり幅広なベッドが並んでいます。ベッドルームのドアは内側が鏡張りになっているので、夜中にねぼけてトイレに行くときなどに、頭から突っ込んでしまうかもしれません。怖いから念のために開けておこう。右側にはDVDプレーヤーつきの37インチ薄型ハイビジョンテレビと、机と椅子のセットがあります。有線・無線のインターネットがあって、無料で使えます。

さて、トリはもちろんバルコニーです。日本での情報ではバルコニーは施錠されており、スキューバダイビングみたいに、「ボクはたとえ死ぬことがあっても、御社の責任は問いません」的な同意書に署名をしないと、開けてくれないとのこと。


しかしコンシェルジュ嬢に「バルコニーに出ていいか?」と聞くと、「Sure ! (もちろん)」のひと言。鍵も最初から掛かっていませんでした。手続きがメンドーだから、止めてしまったのかな。ところでガイドブックによると、タイではチップの習慣があって、相場は20~50Bくらいだそうです。コンシェルジュ嬢に50B、その後荷物を部屋に持ってきたポーターのおっちゃんに20B渡し、ウェルカムフルーツを持ってきたお兄さんには心の声で「あ、ゴメン。小さいお金なくなったからまた今度ね!」とつぶやいて、いよいよ我々だけとなりました。さっそくバルコニーに出てみましょう。



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