特集! ロケ地:パラオ

 
第3章 ホテルにチェックイン


スはKBブリッジ、正式名称「日本 - パラオ親善の橋」を渡り、暗くてよく見えないけどたぶんコロール島に入りました。空港(至地図右上方面)からウエストプラザ・バイ・ザ・シーまでは約20分、そこからパレイシア・ホテル・パラオまでは約5分程度とのこと。下の地図で赤い画鋲を刺しているのが、各ホテルの位置関係です。ベラウツアーのタダさんは、今回の研修旅行のルーミングリストや日程表、現地ツアー情報などの資料の入った封筒を配り、今後の予定を説明しています。バイザシー組が宿泊者カードを渡されてこれに必要事項を記入している間、我々パレイシア組は早くもホテルのカードキーを受け取ることができました。

地図提供:ベラウツアー様  全体地図はこちら→JPG(242kb)     PDF(467kb)
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◇ 真夜中のホテル ◇

もなくバスはウエストプラザ・バイ・ザ・シー(以後バイザシーと略)に到着しました。バイザシー組7名はここで降り、バスは再び発車します。しばらく走って市街地のようなところに出たなと思ったら、そこがパレイシア・ホテル・パラオでした。入口のすぐ近くにはベラウツアーさんのツアーデスクがあり、営業時間は夕方の4時~5時30分までの1時間半。これはちょうどツアー客がホテルに帰ってくる時間なので、そのように設定しているそうです。ツアーデスクのすぐ隣にはDFSギャラリア(免税店)もあります。最後に朝食会場となるレストランの場所を確認し、明日の予定の簡単な説明の後、なぜかホテルの人からお弁当(夜食)を渡されました。


ホテルは真夜中なので、あちこちの電気が消えてひっそりとしています。地下2階、地上7階階建ての建物は、天井までが吹き抜け構造になっていて非常に開放感があります。エレベーターで5階に上り、JALセールス九州の I 江さんと旅行会社の方々に、「おやすみなさい」の挨拶をして別れました。このような研修旅行では通常、誰かと相部屋になるものですが、ダンナ河野は結構いびきがうるさいし、遅くまで原稿を書いたりもするので、JALセールスさんに無理言って追加料金を払い、一人部屋にしてもらったのでした。



5階から下を見下ろすと、パレイシアホテルのシンボルマークにもなっている、パラオオウムガイ (Nautilus belauensis)のオブジェが見えます。今は真夜中なので止まっていますが、昼間は水の流れる噴水になります。ちなみにオウムガイは巻貝ではなく、イカやタコのような頭足類で、海水を噴き出しながら遊泳します。白亜紀末に絶滅したアンモナイトに良く似ていますが、オウムガイの祖先はアンモナイトよりもさらに1億年くらい古い約5億年前、古生代カンブリア期に誕生しました。その頃からほとんど進化しておらず、1属5種のみが現生しているので「生きた化石」と呼ばれています。中でもパラオオウムガイは、殻の直径が20cm以上になる大型種です。話がどんどんそれて行きますが、オウムガイは英語で言うとノーチラス。これは「船乗り」や「船舶」という意味のギリシャ語が語源だとか。そういえば、ジュール・ヴェルヌ原作「海底二万里(海底二万リーグ)」に出てきた、ネモ船長の乗っていた潜水艦の名前がノーチラス号でしたね。


◇ デラックスベイビュー ◇

き抜け空間を囲むように造られた客室は、全部で165室あります。デラックスタウンビューが51室、デラックスベイビューが70室、デラックスロックアイランドビューが34室、ジュニアスイートが5室、そしてエグゼクティブスイートが5室。というわけで、この順番で値段も上がっていきます。今回宿泊する529号室は、デラックスベイビューの部屋です。部屋に入ると目の前にはくるくると巻かれたバスローブが置かれ、まくらが3つもある巨大なキングサイズのベッドがあります。それにしても道中ほとんど真っ暗だったせいか、まだパラオに来たという実感がありません。しかしバルコニーに出てみると絶対に日本とは違う空気だし、ケータイは明確に圏外だし、テレビをつけると大半が中国語と英語だし、日本の南3,000kmに来たというのはどうやら本当のようです。


部屋は清潔感があり、バスルームも余裕のある造りでなかなか居心地が良さそうです。洗面台の壁には台湾製のドライヤーが掛かっていて「吹風機」と書いてあります、う~ん納得。そういえば、このホテルには至るところに漢字の案内表記、それも中国語の漢字が書かれています。例えばドアのところには「」ではなくて「」、「」ではなくて「」といった具合。パラオには実際、中国人観光客も多いのですが、特にこのホテルは以前アウトリガーホテルだったのが現在は台湾資本になっているそうで、入口には「帛琉大飯店」と書かれています。

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そうこうしているうちにもう午前2時近くになってきました。そこで大急ぎで荷物をほどき、明日の準備を済ませて風呂に入ります。さっきロビーでもらったお弁当には、田舎風おにぎり2つとウーロン茶が入っていて、もらった時には「入りっこない」と思っていたのですが、結構おいしくてまたも完食。ああ寝る前だというのに、やはり海外に行くと太ってしまう。さて、明日は朝9時10分にロビーへ集合し、タダさんの引率のもとバイザシー組と合同で、まる一日ホテルのインスペクションです。まずはバイザシー、パレイシア、パラオ・プランテーション・リゾート、ウエストプラザ・デセケル、パラオ・ロイヤル・リゾートの順に回り、パラオ・ロイヤル・リゾートにて昼食。その後、パラオ・パシフィック・リゾート(PPR)、ウエストプラザ・マラカルの順に見学して、予定では16時30分から17時くらいに帰ってくるとのこと。結構体力勝負な感じなので、お酒もそこそこにベッドに入りました。



翌朝、さわやかに目を覚まして早速バルコニーに出てみました。以前バリ島に行った時も夜中に到着し、朝起きたときに周囲が鮮やかな花と緑に囲まれていて、そのギャップに戸惑いましたが、ここでは目の前に青の風景がいっぱいに広がっています。

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